Product Details
ISBN 10 : 4814001983
Content Description
シェイクスピアが翻案し、モンテーニュがさかんに引用したプルタルコスの『英雄伝』。歴史・哲学・文学の面から分析、その新機軸たる一面を明らかにする。
目次 : 第1部 過去を語る、過去を作る(伝記と歴史の境界を越えて―英雄伝というジャンルの誕生/ 「英雄」アレクサンドロス―人物像に込められた同時代の思いと後世への影響/ 陶片追放と民衆の妬み―情報源の利用と同時代への配慮)/ 第2部 伝記を綴る哲学者(“受容”する女性―プルタルコスの女性論・結婚論の哲学的背景/ 可知と不可知のはざま―自然の不可思議現象と知的探究のはじまり/ 実践的な生と伝記の執筆―『英雄伝』の指導者像と哲人統治の思想)/ 第3部 表現技法の模索(対比の技法を探る―「比較」の独自性と効果/ 語り手の自己呈示と読み手の形成―読者を引き込む語りの仕掛け/ 『英雄伝』の発表順序―循環する相互参照が伝えるもの)
【著者紹介】
小池登 : 首都大学東京人文社会学部准教授。研究テーマ:西洋古典学、特にギリシア文学
佐藤昇 : 神戸大学大学院人文学研究科准教授。研究テーマ:古代ギリシアの法と社会、修辞、歴史叙述
木原志乃 : 國學院大學文学部哲学科教授。研究テーマ:西洋古代哲学史、ギリシア医学思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Book Meter Reviews
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .

