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九十歳。何がめでたい 小学館文庫

佐藤愛子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784094067668
ISBN 10 : 4094067663
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

映画化決定でふたたび話題沸騰!

2017年「年間ベストセラー総合第1位」(日販・トーハン調べ)のエッセイ集が待望の文庫化。新たに本書が売れに売れた後の「怒濤狂瀾の日々」を綴ったエッセイや、旭日小綬章を受章した際の爆笑記者会見の模様、畏友・瀬戸内寂聴さんの解説を収録しています。

小学生からお年寄りまで世代を超えてゲラゲラ笑いころげる面白さで、各界の著名人も笑って泣いて大絶賛!

◎安藤優子さん
「とにかく痛快でした。言いたいこと言って、縦横無尽に切りまくる。でも不思議なくらい温かい」

◎瀬戸内寂聴さん
「彼女の表現にはユーモアがあって、笑わせますよね。全28編、それぞれ必ず1回か2回は、思わずゲラゲラ笑ってしまいました」

◎辻村深月さん
「読み終えて本を閉じ、思わずにはいられなかった。九十歳、それでもやっぱりおめでたい、と」

◎又吉直樹さん
「本を読んで、久しぶりに笑いました!」

2018年に亡くなった落語家・桂歌丸さんは「この本は年寄りの教科書。佐藤さんの“角張った生き様"は老い先短い自分がどこに向かうか考える上で、とても参考になりました」と仰っていました。



【編集担当からのおすすめ情報】
単行本は驚くほどたくさんのかたに読んで頂けて、編集部には2万通をお超える読者ハガキが届きました。久しぶりにゲラゲラ笑って元気になった、親や祖父母の気持ちがわかった、自分も佐藤さんのようになりたい……1冊の本が世代を超えてたくさんの方に楽しんで頂けたことをとても嬉しく思っています。

『九十歳。何がめでたい』というタイトルには、佐藤さん曰く「ヤケクソが籠っています」。一度は断筆を宣言し作家人生の幕を下ろした佐藤さんが再び万年筆を執って綴った本書には「暴れ猪」佐藤節が全開。自分の身体に次々に起こる「故障」を嘆き、時代の「進歩」を怒る、その硬軟織り交ぜた文章には人生を生き抜く「金言」が満載です。

今の世の中を一言でいえば「いちいちうるせえ」――という本書の言葉は大きな反響を呼びました。単行本発売から4年、平成から令和へと時代が移った今、佐藤さんの言葉は古くなるどころか、ますます光ります。単行本を読んで下さった皆さんにも手に取ってもらいたいと思って今回、文庫化にあたって、佐藤さんのインタビューや『九十歳』のその後の原稿も新たに収録しています。ぜひお楽しみ下さい。

【著者紹介】
佐藤愛子 : 1923(大正12)年生まれ。甲南高等女学校卒業。69年『戦いすんで日が暮れて』で直木賞、79年『幸福の絵』で女流文学賞、2000年『血脈』の完成により菊池寛賞、15年『晩鐘』で紫式部文学賞を受賞。17年春に旭日小綬章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • カピバラKS

    ●カピバラKSの90歳老母は、認知症で外出も面倒くさいと言って嫌がるようになった。しかし、大正生まれの著者佐藤愛子90歳(現在100歳)は、頭が冴えて体も動き、令和の価値観に囚われることなく「退かぬ!媚びぬ!省みぬ!」を体現し、今日も元気に生きている。心身ともに健康で自由闊達な著者の老後には憧れるばかり。●著者は、昨今のガリガリ亡者の蔓延や正論を居丈高に振りかざす風潮に対し、諧謔を交えつつ悪口雑言を放つ。このとき、一見感情論を装いつつも、実のところ論理に隙がない。老御意見番の名エッセイである。

  • http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2024/07/post-8350d2.html 映画がいい感じに仕上がっているといいのですが……。

  • ykshzk(虎猫図案房)

    映画になると聞いて。こういう性格は長生きだとか、これ食べたら長生きとか、実はあまり関係ないのだろうと思い始めてる最近。周囲を見渡すとそんな気がする。だから最低限毎日ちゃんと生きることだと思うので「人生いかに生きるかなど考えたこともない、その場その場で突進するのみ」だという著者には共感。人生で最も大切なことは?などと軽く聞いてくるなと全てにおいて真面目で真剣な著者は憤る。人生相談の回答者にご自身がいかに向いてないかを度々書いておられるが、確かに世間に溢れている「気遣い」(に見えるもの)は本当の優しさか?

  • 月の実

    パワフルで面白いエッセイでした。のっけから“声が大きくてよく喋るから、他人は元気なおばあさんと思い込む”って話からして面白かった、、老いの現実を教えてくれると同時にパワフルな飾らない思いが文章になっていて、読んでいて元気になれます。新聞の「人生相談」の内容への鋭いツッコミが割と好きでした。歯に衣着せぬ文章が読みたくなった時にまた読みたい。

  • yukaring

    佐藤愛子さんの90才のエッセイ集。誰にでも忍び寄る"老い"をこんなにユーモアたっぷりに、しかも辛口のエッセンスを交えて語れるのは佐藤さんくらいかもしれない。満身創痍でヘトヘトになって絞り出したというエッセイは全然そんなことを感じさせないバイタリティー溢れたものばかり。色々な人を槍玉にあげながら笑って怒ってと忙しい毎日を過ごしている佐藤さんには是非、まだまだ現役でがんばってほしいと思う。

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