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老残のたしなみ 日々是上機嫌

佐藤愛子(作家)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087475685
ISBN 10 : 4087475689
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2003
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

現代の日本を憂い、怒って、それを楽しみとしている著者の、痛快なエッセイ集。

目次 : 老薬は口に苦し(世を憂い怒って楽しむ/ 神さんが見てはる/ カラス天狗のおばあさん ほか)/ 可哀そうなおばあさん(我が友情物語/ 読者と私/ 無言の友 ほか)/ 日々是上機嫌(日本人は幸福か?/ 日本の子供たち/ 祖父と孫と ほか)

【著者紹介】
佐藤愛子 : 1923年11月5日大阪生。甲南高女卒。処女作「愛子」。63年「ソクラテスの妻」が芥川賞候補となる。69年「戦いすんで日が暮れて」で直木賞、79年「幸福の絵」で女流文学賞、2000年「血脈」で菊池寛賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 新地学@児童書病発動中

    この前読んだ「それでもこの世は悪くなかった」が良かったので、これも手に取ってみた。歯に衣着せぬ物言いはこのエッセイでも同じで、読んでいて痛快。それでも、とにかく昔は良かったという主張には少し閉口した。神戸児童連続殺傷事件のことを書いた「いいたくないがいわねばならぬ」が一番心に残る。人間を物として見てしまう医学界を中心とした風潮に怒りをぶつけながら、霊的な領域に触れていることに心を打たれた。

  • パフちゃん@かのん変更

    強盗に入られた時のすごい動き、電話線を切られていたので、2mのさくを乗り越えて隣に行き強盗の話をしたらお隣の奥さんが足がすくんで動けなくなってしまったので自分が電話した。とか、莫大な借金を背負わせて逃げてしまった亭主が馬券をたくさん買っているのに出会っても怒らなかった。愛子さんには恨みつらみというのがない。楽天的な性分でそれは父紅緑も兄ハチローもそう。佐藤家に流れる変な血のせいらしい。『血脈』を読んだからそれはよくわかる。

  • ざるめ

    面白いエッセイの数々(^^)特に「可哀そうなおばあさん」が好き♪それと佐藤愛子さんが霊的なものを信じておられるのが意外だった!(゚Д゚)

  • はかり

    佐藤愛子は確か101歳とご高齢。それにしては背筋がぴんと伸びた文章で敬服する。手当たり次第に切り捨てる話題に呆然とする面もあるが、その切り口には鋭いものが多い。こんな年寄りになりたい。老残も良いものだ。

  • 駄目男

    もし母親を選べるなら佐藤愛子答えるだろう。こんな母親がいたら面白い。ましてや母方の祖父が佐藤紅緑となればなおさら愉快ではないか。年齢的に父と釣り合いもとれるし申し分ないのだが、然し、親子となれば何かしか諍いもありそうな性格。なにしろ気が強い。何かと言うと戦前の日本人の美徳を持ち出してくる。いや別に、それらのことを全面的に反対しているわけではないが、どうも信頼しながら喧嘩が絶えない関係に成り兼ねない。だが、聞くに値する豊富な話がエッセーとなって出てくるところが好きにならずにいられない所以なのだ。

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