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もっと知りたい伊藤若冲 生涯と作品

佐藤康宏

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784808709341
ISBN 10 : 4808709341
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2011
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

おかげさまで『もっと知りたい伊藤若冲』は、12刷を重ねましたので、このたび16ページ増やした改訂版を作りました。手軽な書物ながら、近年の知見を盛り込んでいます。
追加した作品は次のとおりです----「松下錦鶏図」(琵琶湖文化館)、「百合図」、「隠元豆・玉蜀黍図」(草堂禅寺)、「隠元豆図」、「鸚鵡図」(千葉市美術館)、「紫陽花白鶏図」、「四季花鳥図押絵貼屏風」、「花鳥版画」(平木浮世絵財団)のうち3図、「猿猴摘桃図」、「象と鯨図屏風」(MIHO MUSEUM)。
「動植綵絵」と「乗興舟」の部分図も増やしました。

追加した大小のコラムは次のとおりです----「若冲の絵を語る言葉(皆川淇園)」、「『動植綵絵』の裏彩色」、「『動植綵絵』の意味」、「木版画からの発想」、「白・黒・黄が織り成す輝く羽」、「大典が語る風流の墨技」、「弱龍の譜」、「若冲の絵を語る言葉(伯ジュン照浩)」、「市場をめぐる騒動」、「展覧会始まる」。

「若冲の絵を語る言葉」で、伯ジュンが若冲に与えた偈を現代日本語にしました(p.68)。その中に出てくる「革叟」の語を「革命じいさん」と解する狩野博幸さんの解釈(『若冲 広がり続ける宇宙』、角川文庫)は、おもしろいものですが、まちがいだと思います。若冲は何を革(あらた)めようとしたのか----本書をお読み下さい。

編集部のつけたルビに誤りがありました(p.42)。「柳澤孝」先生は女性で、「やなぎさわたか」と読みます。訂正の上、御愛読いただけると幸いです。

【著者紹介】
佐藤康宏 : 1955年、宮崎県生まれ。東京国立博物館資料課、文化庁美術工芸課勤務を経て、現在、東京大学教授。主な研究分野は、室町時代末から江戸時代初めにかけての風俗画、また南画や伊藤若冲・曾我蕭白などの画家を中心にした江戸時代の絵画(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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最初は図書館で借りたのですが、この手合い...

投稿日:2013/05/04 (土)

最初は図書館で借りたのですが、この手合いの本にしては手ごろな価格のわりに、内容が充実していたので購入を決めました。

くまぷー さん | 所在地 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア

    あらためて若沖の天才に驚かされる。鶏をはじめとした色彩の奔流に、あるいは中国絵画の構図を借りているようでいながら、それでいて独自な視点とスタイルを生み出していったことに。これからは若沖の研究書も次々に出てくるだろうが、現行のものでは、簡便なようでありながら本書の有用性は高い。

  • れみ

    若冲展鑑賞の前に再読。なんといっても「動植綵絵」をはじめとする色鮮やかでダイナミックで緻密な作品の数々にドキドキさせられる。若冲に興味を持ったのはドラッガーコレクション展で見たごくシンプルな水墨画だったけど、鮮やかな色をたくさん使っていたり対象物が画面いっぱいに細々描かれていたりするのに煩く感じないこのバランス感覚、本当にすごいと思う。

  • れみ

    江戸時代の画家・伊藤若冲の作品と生涯を紹介する本。今まで名前はよく見聞きするわりにあまり作品を見てこなかったけど、それがもったいなかったなあと思うくらい、とにかく「動植綵絵」30幅がどれも本当にすごい。今は宮内庁の所蔵になっていて全てをいっぺんに見ることはできないみたいだけど、少しずつ目にする機会を作っていけたらと思った。

  • mike

    先日、若冲のドラマを見て改めてこの人の凄さを思い知った。江戸中期は美術史の黄金期。ただし世間に知られているのは江戸の絵師。ところが京都ではこんなとんでもない天才がせっせと絵を描き続けていたのだ。動植物を愛しひたすらその物を表現しようとした若冲の作品は、緻密で彩色が見事。どれも命が感じられ今にも動きそうだ。あの有名な象さんの絵は、マス目描きという気が遠くなるような斬新な手法を用いている。若冲が世間の注目を浴びたのは2006年以降というが、どうしてそれまで埋もれてしまっていたのだろう…

  • momogaga

    伊藤若冲の入門書として最適です。若冲ブーム時に間違った知識を得ていましたので、この本で修正する事が出来ました。

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