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自閉症裁判 レッサ-パンダ帽男の「罪と罰」

佐藤幹夫

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784896918984
ISBN 10 : 4896918983
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2005
Japan

Content Description

自閉症青年の重大犯罪、その取調べと裁判はどう行われたのか。鎮魂と怒りの問題提起の書。4年に及ぶ徹底取材を経て、司法・教育・福祉・司法精神医学が問わずにきた重要課題を明らかにする問題作。

【著者紹介】
佐藤幹夫 (書籍) : 1953年生まれ。国学院大学文学部卒業。批評誌『樹が陣営』主宰。フリージャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ゆいまある

    殺人犯は自閉症だった。彼に善悪は分かるのか、自分のしたことの意味が分からないものに、懲罰は意味があるのか。犯人の母は死亡。父は知的障害でパチンコ依存で家族の金を食い物にした。犯人の妹は癌で、殺人犯達に金をむしり取られるだけむしり取られて25歳で死んだ。誰が一番悪いのか。犯人を罰したら次の事件は防げるのか。犯罪者を閉じ込めるのではなく、貧困家庭を救うシステムが必要だったのではないか。妹をこの家族から保護して、父と子供達を引き離すことはできなかったのか。罪とは何か、罰とは何かを問う良書。

  • mana

    通り魔事件で女子短大生を殺したレッサーパンダ帽の不気味な男は、自閉的傾向があった。コミュニケーション能力の問題から、弁護人ともうまく意思疎通が取れず、自分に有利なように弁論をすることもできない。障害者だからと筋書に乗せられてしまうのはいけない。障害を理解して、それに沿った聴取が必要だと思う。男の妹さんの苦しみもよく分かる。誰も幸せにならない事件だったのだろう。触法障害者をどう扱うか、どう裁くかがこれからの課題なのだろう。

  • 銀河

    悲しい気持ちだけが残った。凶悪な通り魔事件、加害者に障害があり、逮捕後の事件報道の記憶があまりなかった。被害者の女子短大生があまりにもかわいそうで、ご両親や親戚の方の話に涙が止まらない。裁判の様子を詳しく読んだけれど、どうしてもイライラしてしまう。判決の重みを理解していない被告、でも判決は妥当だ、というのが率直な気持ち。病の妹のために真面目に働き、母の死に涙を流す、それすらできなかった被告の立場で考えることができなかった。同じ障害を持つ人に対する見方までこの本に引きずられてはいけないと思った。

  • くれの

    奇怪さだけがマスコミに誇張された事件を徒にその異常性を煽ることなく丁寧に記されています。内なる他者の目の重要性を痛感したとともに無念のうちに亡くなられた二名を知って負の連鎖を断ち切る弛まぬ努力を心に刻みました。

  • ナツ

    読み応えあり面白かった。 被害者にすればたまったものではないが、自閉症等の障害や疾患のある加害者取り調べや裁判について考えさせられる事件だった… 正解が分からない

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