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ISBN 10 : 4404041330
Content Description
「願はくは花の下にて春死なんそのきさらぎの望月のころ」西行は歌で予言した通り、建久元年(一一九〇)二月十六日、花の咲き誇る満月の日に入寂した―その日から、西行は伝説の歌人となった。佐藤義清と名乗る北面の武士・西行は、二十三歳の時、妻子を捨てて突如出家する。歌と仏の道にひとり生きる一方で、崇徳上皇や平清盛、源頼朝、藤原秀衡ら時の権力者とも交渉を持ちつづけた。激動する時代と深く関わりながら、花にあこがれ歌枕を訪ねて旅立った。その矛盾に満ちた生きざまこそ、西行の最大の謎であり魅力だろう。中世という新しい時代を切り拓いた西行の数奇な一生と謎に迫る。
目次 : 西行の眼に映った清盛の時代/ 西行とその時代/ 北面の武士西行/ 西行をめぐる女たち/ 西行と高野山―勧進聖をめぐる謎/ 西行讃岐の旅―崇徳院鎮魂/ 西行陸奥の旅―歌枕と沙金勧進/ 西行の跡を慕う人々
【著者紹介】
佐藤和彦 (書籍) : 1937年、愛知県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得。文学博士。東京大学史料編纂所助手を経て、東京学芸大学教育学部教授、帝京大学文学部教授を歴任。2006年逝去
樋口州男 : 1945年、山口県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得。博士(文学)。現在、拓殖大学政経学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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みじんこ
読了日:2015/10/18
めぐ
読了日:2012/04/10
坂田 哲朗
読了日:2012/02/08
真瀬朔人@マサ
読了日:2012/02/04
kyou
読了日:2012/01/24
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