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憲法と君たち 復刻新装版

佐藤功

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784788714915
ISBN 10 : 4788714914
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

改憲か護憲かで揺れていた1955年。若き憲法学者が、子どもたちに向けて一冊の本を残していた。人間の歴史の中で、憲法は何のために、どのようにして作られてきたのか。そして、なぜ大切にしなければならないのか。憲法の本質を、やさしく語り掛けるように解説。憲法制定に関わった著者が贈る子どもたちへのメッセージ。60年ぶりの名著復刻!

目次 : 1 はじめに―憲法と君たち(憲法ということば/ 憲法は君たちのまわりにある)/ 2 憲法とはなんだろう(人間の社会と憲法/ 憲法のはじまり/ 人民のための憲法のたんじょう/ 「人民の、人民による、人民のための憲法」/ 人間の成長と憲法の成長)/ 3 日本の憲法はどんな憲法か(日本の前の憲法/ 明治憲法/ 日本の今の憲法/ 日本の今の憲法のどこをほこってよいか)/ 4 憲法を守るということ(憲法をやぶろうとするもの/ 多数決と選挙/ 憲法を守るのはだれの仕事だろう/ 終わりに―憲法と君たち)

【著者紹介】
佐藤功 : 1915年3月29日〜2006年6月17日。京都市出身。東京帝国大学法学部で憲法学を学び、同学部助手。兵役で2年間にわたり中国北部を転戦した後、研究生活に復帰。戦後は、政府の設置した憲法問題調査委員会の補助員や内閣法制局参事官として、日本国憲法の制定作業を支えた。その後、行政管理庁勤務を経て、成蹊大学、上智大学、東海大学の教授を歴任。上智大学名誉教授。文化功労者

木村草太 : 1980年、横浜市生まれ。東京大学法学部卒業、同助手を経て、首都大学東京法学系教授。憲法学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 初雪ハロー

    憲法記念日に合わせ、読みました。憲法について、改めて考えて、読了しました。

  • れみ

    日本国憲法施行から70年のこの日に。憲法制定に深く関わった憲法学者である著者が憲法がなぜ必要なのか誰のためのものなのかということを今から60年前の子どもたちに向けて書いた本。終盤の章にはこの本が書かれた頃の押しつけ憲法論→改憲という主張への危機感が強く滲んでいたけど現在の政治の動きとも気持ち悪いくらい一致していて恐ろしい。憲法はお世辞にも身近とは言えないし憲法改正が自分の生活にどう関係あるのかを想像するのは難しい。だけどそれでも一人一人がよく考えないと改悪されたと分かる頃には手遅れかもしれない。→

  • Miyoshi Hirotaka

    「憲法が君たちを守る、君たちが憲法を守る。」憲法の制定に関わった憲法学者が、父母兄弟が戦争を経験した少年少女の読者向けに書いた入門書。リンカーンやガリレイを引用しながら、民主主義、基本的人権、平和という3つの絶対的価値を少数派になっても守るように説いている。当時、核保有国は米英ソの三カ国で、ICBMもなかった。戦争は、正面装備をした軍隊の戦闘で、テロ、サイバー攻撃、島嶼の占拠や埋立、不法移民やなりすまし軍隊は想定されていなかった。3つの価値は変わらないが、それを実現する枠組みは時代により変わるべきなのだ。

  • 天の川

    独立を回復し、改憲論が盛り上がっていた頃に、憲法制定に関わった憲法学者が中学生に向けて平易な言葉で憲法を論じた本。かつて法は権力者のためにあった。人々を守るための法を獲得するまでのその長い道のり。根本法である憲法は、国民を守り、政治権力を縛るために存在するのだと説いてくれる。先生は言う。今の世の中、昔の専制政治のように憲法が踏みにじられるということはない。事情が変わったということで、屁理屈をつけて、解釈で捻じ曲げるのだと。護憲にしろ、改憲にしろ、私たちはキチンと憲法の内容を理解し判断する必要があると思う。

  • まさにい

    佐藤功の憲法を初めて読んだのは大学1年の時であった。その本は、高校までの社会で習った薄っぺらい説明を凌駕し、アカデミックな世界に誘ってくれた。今回、『憲法と君たち』を読む。一流の学者が、小中学校の生徒に憲法を解き明かしている。この本、僕が子供の頃に読んでおきたかったなぁ。程度を落とさず、分かりやすく書いてある。正月に甥っ子や姪っ子に会う。この本をお年玉代わりに渡したらブーイングになるだろうか。とにかく多くの人に読んでもらいたいなぁと思う一冊。いや、安倍さんに一番に読んでもらいたいかな(笑)。

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