基本情報
内容詳細
現代の我々を襲うリスクは、歴史や経験からは教訓を引き出せないものばかりである。何が、どれくらいの量あると、どれだけ危険なのか。イメージや先入観、本能の発する恐怖に惑わされずに、一人一人が定量的に考え、リスクを判定していくためにはどうしたらよいのか。本書では、この時代を乗り切ってゆくために必要な「リスクを見極める技術」について、著者の専門とする「化学物質」「医療」「健康」の分野を中心に解説。さらに放射能のリスクについても、基礎から再考する。
目次 : 第1章 人はなぜ、リスクを読み間違えるのか/ 第2章 「天然」大好き、「化学」は大嫌い…の罠(―真実はグレーの中に)/ 第3章 ゼロリスク症候群という罠―メタミドホス禍から学ぶ/ 第4章 「発がん」の恐怖―という罠/ 第5章 「狂った油」「血液ドロドロ」の罠―トランス脂肪酸について、ひと言/ 第6章 善意の砂糖玉・ホメオパシー―代替医療(疑似科学)の罠/ 第7章 「改めまして、放射能基礎講座」―放射能の恐怖、という罠
【著者紹介】
佐藤健太郎 (サイエンスライター) : 1970年、兵庫県生まれ。東京工業大学大学院理工学研究科修士課程修了。医薬品メーカーの研究職を経て、サイエンスライターに転身。2009年から3年間、東京大学大学院理学系研究科広報担当特任助教をつとめる。『医薬品クライシス』(新潮新書)で、科学ジャーナリスト賞2010を受賞。2011年には、ウェブ・書籍などを通じた化学コミュニケーション活動に対し、第1回化学コミュニケーション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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やすらぎ さん
読了日:2022/09/23
ロア さん
読了日:2017/08/10
レモン さん
読了日:2022/01/28
ロア さん
読了日:2017/08/28
ふろんた2.0 さん
読了日:2014/10/02
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