日本の方言 角川ソフィア文庫

佐藤亮一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784044006396
ISBN 10 : 4044006393
フォーマット
出版社
発行年月
2021年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
224p;15

内容詳細

塩の足りない味噌汁はウスイ?アマイ?ミズクサイ?それぞれの方言では会話が成り立たないほど、ことばの地域差が大きな日本。ドンドロ(雷)、ビッキ(蛙)、ハンカクサイ(あほ・ばか)など、地域に根ざした豊かな語彙の分布には、変転し、広まり、混じり合ってきたことばの来歴が刻み込まれている。共通語と標準語、方言周圏論、忌みことば、方言コスプレなど、基本的な用語も解説。『日本方言大辞典』を編纂した第一人者がいざなう。

目次 : 序―方言とは何か/ 1 自然/ 2 食物・料理・味/ 3 人間・生活/ 4 動植物/ 5 遊戯/ 6 文法的特徴/ 7 方言の現在

【著者紹介】
佐藤亮一 : 1937年、東京生まれ。東北大学大学院博士課程単位取得。国立国語研究所勤務、フェリス女学院大学教授、東京女子大学教授を経て、国立国語研究所名誉所員、フェリス女学院大学名誉教授。専門は方言学、社会言語学。多数の編著書がある。2020年、没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • へくとぱすかる さん

    文庫で再読。方言研究本の楽しさは、全国各地の風土を紙上で探訪できること。ことばには土地に根ざした味わいがある。さらに日本語の歴史と密接にかかわり、文献以前の言葉への遡及に、研究への可能性がみえること。そして人の動き・交流による広がり方をダイナミックに感じられることだ。調査は地道であり、大変な根気が必要なのだろうが、結果を地図に描いて視覚化したときに、周圏論にしたがった分布が現れたときは、思わず見事!と言いたくなるだろうと思う。かつて柳田国男の調査したカタツムリの方言が現在ほとんど消滅しているのは残念。

  • マッピー さん

    ちょっと物足りなかった。それというのも、方言調査が古くて、既に共通語になってしまったと思われる事例が多くて、肝心の方言にピンとこなかったのが大きい。面白かったのは、「明後日の次の日」。西日本の大部分は「シアサッテ」と言い、東日本は「ヤノアサッテ」というが、都区内は「シアサッテ」。あと、方言コスプレ。”話し手自身が本来身につけている生まれ育った土地の方言とは関わりなく、頭の中にあるイメージとしての方言を演出すること”言われてみれば、私も無意識にやってるでごわすなあ。

  • エヌ氏の部屋でノックの音が・・・ さん

    令和 3年 6月25日。。。初版。。。帯を見て「えっ、しあさってて3日後か4日後か?」と書いてあったので、「うそ〜、しあさってって3日後やん」とつぶやきながら手に取ってしまった。買って読んでいくうちに例の「シアサッテ」のコーナーにきた。関西地方の言葉が広まったらしいのだが、「しあさっての昼にレストランで待ち合わせ」などとすると地域によっては4日後となっているので合えない可能性がある。ちなみに「ゴアサッテ」なる言葉は聞いたことが無い、全くの皆無である。地図帳が「なるほど〜」と面白かった。

  • Riko さん

    図書館で借りた

  • nata さん

    後ろの方の章の方言の文法的特徴が面白かった。共通語にはない、能力可能と状況可能の区別は言われて初めて気が付いた。こういう微妙な使い分けは単語レベルの違いよりも気付きにくい。言語間でも、ある事柄について表現できるレベルにに違いがあるというが、文法も方言程度の変化が積み重なった結果が今のような言語間の違いとなっているのだろうか。

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