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ISBN 10 : 4305708183
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生成の過程から独自の文学として立ち上がる『古今和歌集』の真価を読み解く。歌を撰び、配列を決める編纂作業には、当時の文学的動向、律令精神や宗教・習俗・文化など多岐に渡る動向、撰者達の配慮などが関与した。生成の要因や様相を明らかにし、その意義、構想を探ることで、『古今和歌集』の理解は深化する。
目次 : 第1部 『古今集』春・秋・恋の和歌と歌群の生成(素性法師「見渡せば」考/ 貫之の落花の歌について―「散華」との関わりの可能性/ 山吹の歌群の生成をめぐって/ 秋歌下落葉歌群二八五〜二八八番歌について―仏典及び漢詩文受容と歌群生成の一側面 ほか)/ 第2部 『古今集』「雑歌」の生成(雑歌上の生成(雑歌上巻頭歌考/ み山隠れの朽木と花と―兼芸法師の八七五番歌考 ほか)/ 雑歌下の生成(「世の中」歌群の生成について/ 菅原の里・三輪の山もと・宇治山の歌―雑歌下九八一〜九八三番歌をめぐって ほか))
【著者紹介】
佐田公子 : 1952年埼玉県生まれ。1981年、日本女子大学大学院文学研究科日本文学専攻博士課程後期単位取得退学。現在は、東洋学園大学・日本獣医生命科学大学・慈恵柏看護専門学校・早稲田速記医療福祉専門学校・NHK文化センターなどの非常勤講師・短歌結社「覇王樹」編集人。専攻は平安文学、和歌文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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