スポーツの品格 集英社新書

佐山和夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087207101
ISBN 10 : 4087207102
フォーマット
出版社
発行年月
2013年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
167p;18

内容詳細

フェアであるべきスポーツの世界に、なぜ「体罰」や「不正」といった問題が蔓延するのか。その背景には何があるのか。
本書は、元選手の立場で積極的にメッセージを発信する桑田真澄と、スポーツ史研究の第一人者である佐山和夫が、スポーツをめぐる問題の根源である「勝利至上主義」について論じ合う。
そして、スポーツの喜びは「勝利を目指すプロセス」にあることが、さまざまな具体例を引きながら語られる。スポーツにおける「品格」とは何なのか。
新しいスポーツ観を提起する、スリリングな対話!


【著者紹介】
桑田真澄 : 1968年生まれ。野球解説者。PL学園で甲子園通算二〇勝。86年、読売ジャイアンツに入団。2007年、ピッツバーグ・パイレーツ入団。08年に現役引退後、早稲田大学大学院スポーツ科学研究科を修了

佐山和夫 : 1936年生まれ。ノンフィクション作家。スポーツ史、日米野球史に造詣が深い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • megumiahuru さん

    「1000回の間違った練習よりも、100回の正しい練習」-よく考えればそうですが、普通の人は、とにかく命じられるままに闇雲に頑張って潰れるわけです。桑田氏のすごいところは、本当に若い時から、目標を見据えて、自分の頭で考えてきたということ。PL時代も疲れたら、昼寝していたそうです。合理的な思考とはこういうことなんだ!と目から鱗でした。体罰の問題も、スポーツの歴史や軍国主義、勝利至上主義といった根源にまで遡って語られます。教育論、社会論としても秀逸。できたら、初代スポーツ省の大臣になってほしい人です。

  • あきあかね さん

     部活動における体罰の問題に関する報道がしきりになされていた頃、桑田は体罰や暴力を一貫して否定し続けてきた。本書においてもその姿勢は変わらず、自身が学生時代に受けた体罰の経験に基づく桑田の言葉は重く、「スポーツとは、正々堂々とフェアに戦うものであり、いわゆる『暴力』からは、いちばん遠いものでなければならない」「体罰は選手を委縮させ、技術の向上に結びつかない」、と言い切る姿には一種の爽快さがある。    体罰や暴力、不正、過度な練習による故障など様々なスポーツにおける問題の背景には、⇒

  • kera1019 さん

    同じルールを共有して対等な立場で戦うスポーツ。正々堂々とフェアに戦うスポーツとはいちばん遠いものでなければならない暴力は個々の選手のバックグラウンドを築くうえでもスポーツに携わる者が最もやってはいけない行為でなければならない。スポーツをする者にとって何が必要か、実践論や裏付けの理論などとても勉強になりました。WBCでも巨人でもアマチュアでもいいんで桑田監督の姿を見てみたいです。

  • KATSUYA さん

    ある本の中で、ヤクルトなどで監督を務めた野村克也氏が、プロ野球選手のセカンドキャリア(引退後の仕事)の大切さについて語っていた。選手としての寿命は長くて40歳。戦力外通告等で若くして引退を余儀なくされる選手も多い。だからこそ、選手にはまず“一人の人間として”必要なことを教えるという。桑田真澄氏はセカンドキャリアを成功させた一人。読売ジャイアンツのエースとして活躍し、引退後は早大大学院に進んだ。昨年、東大野球部の特別コーチに就任し、最近では東大大学院に合格したことで注目を浴びている。(※コメントに続く)

  • council さん

    アスリート特有の体感を文章にする技術があるなら桑田真澄(ともう一人サッカーの宮本恒靖じゃないか?)と感じさせる対談本。読売入団時のゴタゴタや「投げる不動産屋」と揶揄されていたのも今は昔、メジャー挑戦辺りから世の中が桑田の思想に少しずつ近づいているのかもしれない。桑田真澄のクレバーさを感じ取れる内容で将来監督にでもなるんだろうが、スポーツライターをやってもらいたいなとちょっと思った。

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人物・団体紹介

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佐山和夫

1936年和歌山県生まれ。ノンフィクション作家。慶應義塾大学文学部英米文学科卒業。会社員、和歌山県立田辺高等学校の英語教師をへて作家に。アメリカ野球学会(SABR)、スポーツ文学会(SLA)に所属。第3回潮ノンフィクション賞、1984年度和歌山県文化奨励賞、2018年度和歌山県文化功労賞、第4回ミズ

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