Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• 踊る猫

  読了日：2018/09/15

  佐伯一麦は安定している。コツコツとイチローのように内野安打を積み重ねるが如く、派手なヒットやホームランこそないものの（つまり、キャッチーな言葉こそないものの）、渋く手堅くエッセイを纏め上げて行く。このエッセイ集も例外ではない。相変わらず渋い著者の筆致が光る。ただ、枯淡という境地にまでは至っていないとも思う。著者の筆は妙に若々しく、脂が乗った盛りの作家の筆といった印象を感じられる。それは佐伯にとって幸運なことなのか不幸なことなのか分からないが、ともあれ読んでいて安定感を抱かされたことは確か。第四巻は未だか？

• 今庄和恵＠マチカドホケン室コネクトロン

  読了日：2024/03/02

  相変わらずのノージャッジの心地よさ。たまに滲み出る愛おしいものへの気持ちが、際立つ。

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