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ISBN 10 : 4639024134
Content Description
発掘調査により出土した陶磁器は遺跡との関係を身にまとい、生活文化史を語る歴史資料「考古学陶磁器」へと変貌する。それら資料に基づいた世界各地における過去の生活の諸様相を探る研究成果にはめざましいものがある。その研究の最前線に立つ執筆陣による論文を収載した第二巻。
目次 : シマの陶磁器―近世トカラ列島における陶磁器流通を中心に/ 近世波佐見焼の生産と流通―16世紀末〜17世紀中葉を中心として/ 江戸時代の萩焼の流通・消費の様相/ 愛媛県南予地域における陶瓷の流通/ 近世・近代における砥部焼磁器の製品と流通について/ 江戸大名藩邸出土陶磁器の消費モデル―加賀藩本郷邸の出土資料の分析から/ 仙台藩伊達家芝上屋敷出土肥前染付磁器大皿について/ 近世都市江戸産の「やきもの」・点描―印銘のある新出資料を中心に/ 長野県北部における越中瀬戸焼の流通/ 信濃川中流域の陶磁器流通と組成―長岡藩領出土の碗皿を中心として/ 南東北における近世窯業流通研究のパラダイムシフトについて―椿焼裏山窯跡の発見から/ タイ中北部ピサヌローク出土の陶磁器/ 出土品に見る長距離陶磁貿易の産地競合
【著者紹介】
佐々木達夫 : 1945年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科考古学専門課程博士課程単位取得退学。金沢大学教授、同学評議員・埋蔵文化財調査センター長を経て、金沢大学名誉教授、古代学協会理事、日本考古学会評議員、東洋陶磁学会常任委員、石川県埋蔵文化財センター評議員、日本海域水中考古学会長、ヘレニズム〜イスラーム考古学研究会代表。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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