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ハプスブルク帝国の鉄道と汽船

佐々木洋子

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784887084124
ISBN 10 : 4887084129
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

目次 : 第1章 王国最初の鉄道建設―フェルディナント皇帝北鉄道の経験(馬車鉄道から、フェルディナント皇帝北鉄道の建設まで/ 北鉄道の開通/ 私有化政策の波紋/ 北鉄道の国有化と反ユダヤ主義/ 国有化される北鉄道)/ 第2章 南鉄道と労働者たち(南鉄道の建設と四八年革命/ 私有鉄道となった南鉄道/ ストライキの決行へ)/ 第3章 ルドルフ皇太子鉄道の建設と沿線住民(ルドルフ皇太子鉄道会社設立と鉄道建設/ 沿線住民とルドルフ皇太子鉄道/ 第二のトリエステ線)/ 第4章 オーストリア=ハンガリーのドーナウ政策(ドーナウ汽船会社の設立と「ドーナウ問題」/ ヨーロッパ・ドーナウ委員会/ ドーナウ政策を支えたオリエンタリズム/ 勢力圏としてのバルカン半島)/ 第5章 オーストリア・ロイド社と王国の海運(オーストリア・ロイド社の設立と経営の諸問題/ 一八五〇年代以降の経営/ 大西洋航路の夢)

【著者紹介】
佐々木洋子 : 千葉県市川市生まれ。1984年東京女子大学卒業。1993年オーストリア政府奨学金によりカール・フランツェンス大学留学。1995年青山学院大学大学院博士後期課程単位取得退学。2000年帯広畜産大学に勤務。2011年青山学院大学より博士号(歴史学)授与。現在、帯広畜産大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Э0!P!

    とんでもない良書に遭遇した。ピンチョンの逆光を読んでいて、列強の鉄道網拡大競争の話が出てきたので、気になって手に取った。五つの通運会社の勃興が詳細に述べられているのだが、経過も五者五様で、抱えた問題もまちまちだ。民族問題、労働問題、敷設権問題、外交問題、経営問題が複雑に絡み合いながらも、オーストリア人が如何に真摯に対応してきたのかが読み取れる。読みやすく、エピソードも面白いので、ピンチョンの逆光を読む前にこの本を手に取ることをお薦めしたい。

  • ゔぉるまい

    汽船への勝手なイメージが胡椒貿易や植民地政策に結びつけて考えてしまっていたが、河川での交通や運搬に使われていたとは驚きだった。更には政治的意味と国民のアイデンティティになっているとは思いもしなかった。 それと、何処の世界でも新たなものを取り入れる際には反対が酷いものだが、受け入れられてからの利用者の要求の多様化にも耐えてやっていくのは大変な努力であっただろう。勿論、読んで分かるが全てに対応とはいかない。国の意志と営んでいる側の対立がどれぐらいの規模だったのか分かるのも面白いところだ。

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