青くて痛くて脆い

住野よる

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041052068
ISBN 10 : 4041052068
フォーマット
出版社
発行年月
2018年03月
日本
追加情報
:
309p;19

内容詳細

人に不用意に近づきすぎないことを信条にしていた大学一年の春、僕は秋好寿乃に出会った。空気の読めない発言を連発し、周囲から浮いていて、けれど誰よりも純粋だった彼女。秋好の理想と情熱に感化され、僕たちは二人で「モアイ」という秘密結社を結成した。それから3年。あのとき将来の夢を語り合った秋好はもういない。僕の心には、彼女がついた嘘が棘のように刺さっていた。

【著者紹介】
住野よる : 高校時代より執筆活動を開始。デビュー作『君の膵臓をたべたい』がベストセラーとなり、2016年の本屋大賞第2位にランクイン(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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「え、そういうこと!?」という驚きがあっ...

投稿日:2021/04/12 (月)

「え、そういうこと!?」という驚きがあったりまるで漫画を読んでるかのように映像が頭の中に浮かぶ文章はすごいと思いました。あと読みやすくも感じました。ただ、読んでてけっこうツラくなってくるような感じもあったので、自分含め、明るめの内容が好きな方にとってはあまり好みではないかなと思います。

ももも さん | 不明 | 不明

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まだ高校生だから理想と夢しかないけど、い...

投稿日:2018/09/05 (水)

まだ高校生だから理想と夢しかないけど、いつかこうなる日がくるのかな

ももたろ さん | 埼玉県 | 不明

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頑張れば夢は叶う、と信じて疑わなかった時...

投稿日:2018/08/31 (金)

頑張れば夢は叶う、と信じて疑わなかった時期を思い出させてくれる作品だと思いました。秋好も、楓も、自分の信じる方向をまっすぐ向いていて、2人の目指す方向は途中から正反対にはなってしまったけれど、そのまっすぐさにはとても共感しました。読み進めていく中で、秋好を好きになったり、嫌いになったり。楓を応援したくなったり、そこまでやるなんておかしいよと思ったり。これ程までに、作品の中に生きる人に対して気持ちを揺さぶられたのは初めてでした。この作品では、2人が築いた組織団体を巻き込んで、大規模に物語が進んでいきます。こんな大規模なこと経験したことないよ、と自分とのズレを感じながらも読み進めるのに夢中になってしまったのは、何かに熱中し、それしか見えなくなるという経験が私にもあるからだと思います。青くて痛くて脆い、というタイトルは、そんな青春時代を印象付ける、ぴったりのタイトルだと思います。あの頃たくさん挑戦して、失敗して、傷つけたり傷つけられる痛みを経験していて良かった、と自分の過去を肯定的に振り返ることができました。

あさちゃん さん | 奈良県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    住野よるは、全作読んでいる作家です。タイトル通り、『青くて痛くて脆い』作品でした。大学の3年間をショートカットせず、ストレートに描いた方が良かったような気がします。もっと泥臭い葛藤があってもと思いますが、今時の大学生はこんな感じでしょうか?大学生の息子二人を持つ者として理解出来るような出来ないような・・・

  • ウッディ さん

    他人と距離を置いて付き合う事で自分を守ってきた楓と空気を読まない発言で痛い奴と思われていた秋好。二人は理想を現実にする秘密結社「モアイ」を立ち上げた。多くの人を巻き込み、大きなサークルになったモアイから離れた楓は、二人のモアイを取り戻そうとする。最初、青くて痛くて脆いのは、秋好の方だと思っていたが、楓の方だった事が分かってくる。正当化しているが、やってる事はストーカーと変わらないような気がする。楓は、秋好の事を異性として好きだったんだろうか?なんかモヤモヤしたお話でした。

  • bunmei さん

    住野氏の描く作品は、等身大の青春像とその切なさや淡い想いが、若者の共感を呼ぶのでしょうね。時の流れと現実の中で変化していく行く理想。そこに柔軟に対応できない若者は多いのかも・・・。自分が信じ、友達だと思っていた秋吉に裏切られたと思い込み、その腹いせに自分が感じた傷と同じ傷を秋吉にも負って欲しいと願った楓。しかし、その結果として残ったものは、自分自身に対する後悔と恥だけだった。大人への階段を行きつ戻りつしながら、自分や人生の価値観に葛藤しながら歩んでいく、正に『青くて 痛くて 脆い』青春ストーリー。

  • 菅原孝標女@ナイスありがとうございます さん

    若いうちに、20代のうちに読んでいれば..という感想が多く見受けられる中で、楓たちと同じ大学生の歳でこの本に出会えたこと、本当に嬉しいです。傷つきながら、傷つけながら、それでも生きていくんですね、人間って。タイトル通りのお話でした。

  • 美紀ちゃん さん

    P117の 「メガネなめんなよ、男の見た目を簡単に盛ってくれるアイテムだ」 「ホントに目が悪い人に怒られろ」 のあたりで、軽く♬もっと光をぉ〜♪が流れました。

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人物・団体紹介

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住野よる

高校時代より執筆活動を開始。2015(平成27)年、デビュー作『君の膵臓をたべたい』がベストセラーとなり、翌年の本屋大賞第2位にランクイン(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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