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この気持ちもいつか忘れる Cd付・先行限定版

Yoru Sumino

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784103508328
ISBN 10 : 4103508329
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2020
Japan
Other
+CD, Limited
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

住野よるが学生時代から敬愛するTHE BACK HORNと、作品の構想段階から打ち合わせを重ね、創作の過程も共有し、
双方向に影響を与え合うことで生み出された新しい形のコラボレーション作品『この気持ちもいつか忘れる』。小説にTHE BACK HORNのCDがついた先行限定版。

退屈な日常に飽き飽きしながら暮らす高校生のカヤ。平凡なクラスメイト達を内心で見下しながら、自分自身も同じくつまらない人間であることを自覚していた。
そんなカヤが16歳の誕生日を迎えた直後、深夜のバス停で出会ったのは、爪と目だけしか見えない謎の少女だった。突然のあまりに思いがけない出会いに、動揺するカヤ。しかし、それは一度だけのことではなく、その後、カヤは少女・チカと交流を深めていく。
どうやらチカはカヤとは異なる世界の住人らしい。二人の世界には不思議なシンクロがあり、チカとの出会いには何かしらの意味があるのではないかとカヤは思い始める。


【著者紹介】
住野よる : 高校時代より執筆を開始。2015年に刊行したデビュー作『君の膵臓をたべたい』が大ベストセラーになる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

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『君の膵臓をたべたい』は恋愛小説として書...

投稿日:2021/03/12 (金)

『君の膵臓をたべたい』は恋愛小説として書いたつまりはないと語っていた住野よる初の恋愛小説。 あれを恋愛としてみないなら、住野よるが書く本当の恋愛とはなんだろうかと逆に焚きつけられた。 高校生のカヤと違う世界に住んでいて会話をしたり触れたりすることはできるが爪と目だけしか見えないチカの触れ合いが描かれている。 お互いの世界や価値観が凄まじく違う2人が言葉でも文字通りの触れ合いでも、仲を深めていく様子はとても刺激的。脳裏でしか映像化できないからだ。本だからこその表現方法で、その世界に飛び込んでいくような没頭感が新鮮でどこまでも奥行きを感じる。 またこの作品はロックバンドTHE BACK HORNと共作になっており、初回限定版には新曲5曲入りのCDが付いてくるのも嬉しいし、お得感がある。 本だけでなく音楽でも小説の世界を体験することができる新しい読書体験。

だーいし さん | 千葉県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    住野よるは、全作読んでいる作家です。本書は、近未来パレルワールド恋愛ファンタジーでした。本書はCD付ですが、図書館で借りたため、CDが聴けませんでした。図書館は、書籍とCDの貸出を行っているのに、書籍に付属しているCDは何故貸し出せないのでしょうか?納得行きません。 https://www.youtube.com/watch?v=uxeyS3GoyVU

  • 黒瀬

    分量は4割ほどだが、第2部からが本番の印象。自分たちとは似て非なる世界で生きる少女との邂逅を忘れられず、未だに引きずっている面倒なこじらせ男。当時の気持ちは本当だったはずなのに、時の流れが残酷にも表題として現れる。SFじみた世界観と青くささのミスマッチが良くも悪くも非常にじれったく、それ故に2部の「なりたくない大人」になってしまった主人公が痛々しかった。だけどあの時代は絶対に、間違いなく、掛け値なく必要だったと言える清涼感溢れる結末でした。

  • ウッディ

    自分の人生に何の価値も見つけられなかった香弥は、夜のバス待合室で異世界の少女チカと出会い、彼女のことそして彼女と出会ったことを特別なものと思い始める。相手のすべてを知りたいという気持ち、相手のために何かしてあげたいという気持ちは、真に恋愛小説でした。くすんだ生活の中の鮮やかすぎる経験は、とても素敵なものだけれど、その後の人生に深い影を落とすのかもしれない。主人公の立ちふる舞いに共感できず、チカのその後、斎藤との未来など、モヤモヤが残り、好きな物語とは言えないけれど、印象に残る一冊ではありました。

  • やっちゃん

    面白い設定の謎解きを置き去りにしてまさかの恋愛主体。恋愛は最後にオマケくらいでいいと思うのだが。純文学的なひたすら自分との問答に終始する部分が退屈。突風という表現は面白かったがあの主人公にはイライラで好きになれなかった。

  • mayu

    この気持ちもいつか忘れる。どんなに強く願ったことでも、どんなに深く想ったことでも。その時と同じ気持ちを持ち続けることはできない。少しずつ薄れて形を変えていく。だけど、嘘になるわけじゃない。恥じない自分でいたいと思うからこその今があるはず。毎日を退屈に生きていたカヤは、異世界の少女チカと出会う。姿は見えなくても、恋愛がわからない世界でも、そこで二人が交わしたものはたしかに愛だったのだろう。感情を動かす突風が過ぎ去った後はただ無気力に生きるしかないのか。私はたとえ違う形でも何度でも突風が吹くと信じていたい。

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