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自治体クライシス 赤字第三セクタ-との闘い

伯野卓彦

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062821049
ISBN 10 : 4062821044
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2009
Japan

Content Description

廃墟と化したリゾート地、金融機関に訴えられえた町。巨額赤字で全国の自治体の財政を追いつめている第三セクター。その深層を、クローズアップ現代で大反響を呼んだ内容を基に敏腕プロデューサーが徹底取材で描く。

【著者紹介】
伯野卓彦 : 1966年、神奈川県生まれ。89年、東京大学工学部計数工学科卒業、NHK入局。ディレクターとして『クローズアップ現代』『NHKスペシャル』『プロジェクトX挑戦者たち』の制作を担当。『プロジェクトX』デスク、『NHKスペシャル』専任ディレクター、『クローズアップ現代』チーフ・プロデューサーを経て、現在、編成局編成センター副部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 手押し戦車

    第三セクターは自治体の信用力と民間の柔軟性と増収意欲の双方の利点で成果を出すが実際はお互いの弱みの部分が発揮され自治体の無責任と先送りの体制と民間の業績不安定性を兼ね備え更に行政からの天下りが牛耳り運営費補助という生命維持装置で延命治療している。政府はリスクを避けるために損失補償契約で清算する時、借金を一括で金融機関に払わないと清算出来ない仕組が有る。市場は成果が出ないと強制退場だが第三セクターは市場原理や競争心が働かないので怠慢な経営になり税金を使い天下り機関を作り一部の人が膨大な退職金で利益を得ている

  • いっこう

    面白かったー!図書館にあったけど、地方自治体の経営に関する本。

  • しんさん

    「リテラシーのない発注者」と「スジの悪い自称専門家やコンサル」の組み合わせがとんでもない悲劇を生むのだなぁ、とあらためて。希望の光が見える終わり方で救われた。みんながんばろう。

  • ほーすけ

    2007年〜2009年にかけての取材に基づいたルポ。関わった多くの人間が口をつぐんでいると思うが、それでも自治体・国・経済界の三者が饗宴に与していく過程が良く分かる。バブルは終わっても清算は続き、負債額が大きいと合併もうまくいかず、病院等のライフラインも危うくなり、地方は疲弊し人も減るというスパイラルに落ちていく。これは過去の話ではない。形は違っても現在も繰り返されている話である。ミニバブルに付け入られないよう、肝に銘じなければ…。

  • やきそらまめ

    流されないことの難しさ。組織の財布の紐を握るものは、常に細心で、情報に富み、かつ疑り深く、異論をいとわない強さがなくてはならない。地方自治体のみならず、福祉や公益など、地方自治体に近い組織に接する人間も一読の価値があると感じた。読みやすく、そして大変恐ろしい話。バブルって本当に異常な時代だったんだ。

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