美しすぎる少女の乳房はなぜ大理石でできていないのか

会田誠

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344022805
ISBN 10 : 4344022807
フォーマット
出版社
発行年月
2012年11月
日本
追加情報
:
275p;20

内容詳細

天才の頭の中はどうなっている!?アートって何?アートの最前線とは?
読みはじめたら止まらない名エッセイ集。


よしもとばななさんが「とにかく信じられないくらい文章がうまい。ほれぼれしちゃう」と評す名文の数々。「北京でCM俳優をやった件」、「僕のみみっちい『ユリイカ!』」、「北京で憂国」、「公開制作はもうイヤだ!」、「俺様ファッション全史」、「僕の死に方」、「ダーガーになれなかった/ならずにすんだ僕」、「藤田嗣治さんについて」、「国際人はそんなに偉いのか」などなど、天才の日常から語られるアートの最前線。日本のアートが根源的に抱えている問題、作品と同じ社会通念に対する強烈なアンチテーゼが万華鏡のように語られ、読みはじめたら止まらない面白さ。ほとんどの頁に著者本人の書き込み、落書きが入っている前代未聞のエッセイ集です。

【著者紹介】
会田誠 : 1965年10月4日新潟県生まれ。1991年東京藝術大学大学院美術研究科修了。ミヅマアートギャラリーでの個展を中心に国内外の展覧会に多数参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • harass さん

    現代芸術家の第二エッセイ集。幻冬舎のPR誌連載のほかに各雑誌に書いた文章を集めたもの。美大生向けの記事もある。いささかの含羞と傲慢と計算と考えなしが入り乱れる。公開制作の話に、終始爆笑してしまった。美術館の片隅で彼の公開絵画作製イベントを行ったが、同時期に同じ館でルノワール展が開催されていた。彼の作品「滝の絵」(約四メートルの高さがある絵で、渓流に40人のスク水少女が戯れている)に黙々と何日間も描き込みをする著者の自意識が、全く異質な、ルノワール展から連日流れてくる観客に、ボロボロになっていくというもの。

  • おいしゃん さん

    今作もエッセイ集ながら、結構真面目な文章が多い。それにしてもページの余白を思い切り使ったピンクの書き込みが面白すぎる。斬新だが、文章を2倍楽しめる気がする。

  • Y さん

    筆者の文章は凄く面白いと思う。ツイッターもフォローしているけど、数年前のことでも今と考えていることがブレないのがすごいと思う。余白に落書きもあってサービス満点。その中でも中国の話すごく面白かった。またエッセイが出るのが楽しみ。

  • トンボ玉 さん

    相変わらずの批評精神。この本は幻冬舎PR誌「星星峡」でのエッセイを編んだものだけでなく、色んな雑誌に書いたものも入れていると始めに書いています。「藤田嗣治さんについて」は藤田の戦争画「アッツ島玉砕」を見て自分の戦争に対するイメージ〜やるせない暗さ、蠢くパッション、根深い日本人の血、近代戦の理不尽な死などをひっくるめたどうしようもなさ〜に近いものを感じ「戦争画RETURNS」を描いてます。この後、藤田と村上隆や奈良美智の近さを語りその内容が面白い。この本読んだ後で何故か池田満寿夫を思い浮かべました。

  • おにぎりの具が鮑でゴメンナサイ さん

    かねてより発表する作品のことごとくがメディアを賑わせる異形の天才だと思ってはいたが、あらためて会田誠はすげえと思った。ただの現代サブカルアートとしても飛び抜けているのだが、文章も巧みであり、何よりも魂が尖っている、尖りすぎている。三島由紀夫が切腹した年齢になぞらえて己の成熟度を量るくだりや、作品が完成した瞬間をゴールではなく「苦々しい諦め」と語る自虐的な執念は、なんとなく私も昔そんなことを言っていたような気がしてサナダムシもいないのに肛門がかゆくなる。リリーフランキーが会長を務める日本オナニスト連合会員。

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人物・団体紹介

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会田誠

1965年、新潟県生まれ。美術家。91年東京藝術大学大学院美術研究科修了。絵画、写真、映像、立体、パフォーマンス、小説、漫画など表現領域は多岐にわたる。2012‐13年には大規模な回顧展「会田誠展:天才でごめんなさい」(森美術館)が大きな話題となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていた

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