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延命医療と臨床現場 人工呼吸器と胃ろうの医療倫理学

会田薫子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784130664073
ISBN 10 : 4130664077
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2011
Japan

Content Description

医療技術の進展は豊かさと共に、様々な問題をもたらした。「人工呼吸器」と「胃ろう」に焦点をあて、臨床医への聞き取り調査をもとに現場のジレンマを解きほぐし、患者中心の医療を実現する倫理のあり方を探る。

【著者紹介】
会田薫子 : 東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻博士課程修了(保健学博士)。ハーバード大学メディカル・スクール医療倫理プログラムフェローを経て、現在、東京大学大学院人文社会系研究科死生学・応用倫理センター特任研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 末期患者や脳死患者の人工呼吸器の中止は、警察の介入や報道問題、家族問題、医師の心理的障壁、医学的理由などにより、今の日本では、ほとんど行われていないのが現状だけど、今後は、救急医療に限って言えば、ガイドラインに沿って(著者は法制化には否定的)人工呼吸器の中止を臨床上の選択肢とした方が患者の利益になるのではないかという人工呼吸器に関する主張と、患者が最後の期間を苦痛なく過ごすためには胃ろうは不要という医学的根拠に基づいて、延命治療としての胃ろうを施行しないという選択肢が一般的になるように、

  • takao

    ふむ

  • nanaco-bookworm

    父が脳幹出血で病院の集中治療室にいたとき、担当医の方が色々な情報を説明してくださった。母は生前、父から延命治療はしないよう言われていた。私はとっさに母が父への延命治療をしないように話したのを聞いて一瞬戸惑った記憶がある。しかし今、想像する。父はきっとそれで満足していたんじゃないかって。本人に聞くことができないのが延命治療の難しさだ。人工呼吸器や胃ろうを途中でやめたり差し控えたりすると法に触れるということで回避する医師が多いそうだが果たしてそれで患者本人のことを最優先に考えているといえるのか。

  • きぬりん

    人工呼吸器の中止に関する救急医対象の聞き取り調査、ならびに、胃ろうの中止に関する医師対象の聞き取り調査を通じて日本の終末期医療の現状を明らかにするとともに、その問題点を考察する。10年ほど前の著作であることを考慮に入れる必要はあるとはいえ、いったん人工呼吸器や胃ろうを開始するとなぜその事後的な中止は困難となるのかについて、臨床の現場を取り巻く様々な要因を明らかにし、今後の検討課題を剔出している点で、非常に貴重かつ有用な調査。「尊厳死」の法制化だけでは片付かない臨床の問題の複雑さをまざまざと示してくれる。

  • v&b

    早読み。三章から肉声が出てくる。延命治療問題は(家族の)納得も重要らしい。グリーフ・ケアという言葉が印象的。想定されている読者に医師も含まれているのだろうか。

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