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百年の時効

伏尾美紀

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344044791
ISBN 10 : 4344044797
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2025
Japan

Content Description

刑事たちの昭和は終わらない。
真犯人が見つかる、その日まで。

1974年に起きた一家惨殺事件。
未解決のまま50年――。
アパートで見つかった、一体の死体によって事件の針は再び動き出す。

嵐の夜、夫婦とその娘が殺された。現場には四人の実行犯がいたとされるが、捕まったのは、たった一人。策略、テロ、宗教問題‥‥警察は犯人グループを追い詰めながらも、罠や時代的な要因に阻まれて、決定的な証拠を掴み切れずにいた。50年後、この事件の容疑者の一人が、変死体で発見される。
現場に臨場した藤森菜摘は、半世紀にも及ぶ捜査資料を託されることに。上層部から許された捜査期間は一年。真相解明に足りない最後の一ピースとは何か? 刑事たちの矜持を賭けた、最終捜査の行方は――。
感動、スリル、どんでん返し‥‥。エンタメの妙味が全て詰まった、超ド級の警察サスペンス

【著者紹介】
伏尾美紀 : 1967年北海道生まれ。2021年、第67回江戸川乱歩賞受賞作『北緯43度のコールドケース』(受賞時タイトル「センパーファイ―常に忠誠を―」)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • パトラッシュ

    昭和百年にふさわしい大河警察小説が登場した。一家惨殺を皮切りに数十年に渡り相次いだ未解決事件の謎を解決しようと、絶対に悪を許さない警視庁の刑事たちが邁進する。やり残した事件をこれと見込んだ次世代の刑事たちに託し、令和の時代に至って真相へ辿り着くまでのドラマに圧倒させられた。一方で犯人たちも戦争に始まる歴史の矛盾に押し潰された犠牲者であり、自らの誇りと尊厳を守るため必死で戦ってきた苦闘が明らかになる。昭和は遠くなったが、その罪と罰を背負わされたり後始末に奔走した人びとには生々しい昨日である巨大な壁画なのだ。

  • starbro

    伏尾 美紀、3作目です。本書は、昭和平成令和社会派大河ミステリ巨篇でした。読み応えはありましたが、満州国、オウム真理教、イトマン事件モドキ等、盛り込み過ぎで、消化不良ではないでしょうか❓ https://www.gentosha.co.jp/book/detail/9784344044791/

  • いつでも母さん

    「ザ・執念」凄いのを読まされちゃった感。ちょっと長いとは思いつつ、どんどん引き込まれて・・50年前の未解決事件が今あらたに動き出して、昭和・平成・令和、時代を繋ぎたどり着く真相に圧巻の読書時間だった。錯綜する状況、地を這う地道な捜査、刑事たちの矜持・・そして、迫る時間。特に第四章はジワリと汗ばんでページを捲った。本作は伏尾さんの代表作になるのではないだろうか?骨太の警察小説に天晴れを!

  • タックン

    500Pを超える大作だったが、先が気になり夢中に読んだ。 発端は1974年(昭和49年)の一家殺人事件。それを昭和・平成・令和の刑事たちが繋いで捜査していく刑事物語。各年代の重大事件も織り込まれリアル感があった。 同期は昭和25年の一家札事件にあり、犯人もだいたい掴んだが証拠固めができずにお宮入りしそうだがなぜか時効がこなかった。 題名が気になっていたが戦前の(満州)が絡んでて戦前戦中史まで絡んでて凄い。 事件を解決したのは令和の若い女性刑事の天才的な捜査力とDNA鑑定だった。 まさか冒頭部分が鍵とは。

  • まちゃ

    内容も分量も重厚な警察サスペンス。昭和、平成、令和、未解決事件を50年間追い続けた刑事たちの執念の捜査。壮大なストーリー展開、伏尾さんの筆力に脱帽です。読み応えありました。素晴らしかった。

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