Product Details
ISBN 10 : 4908356750
Content Description
人はなぜ盗むのか?
そして、人はなぜ、どろぼうに魅せられるのか?
どろぼうは悪い。どろぼうは犯罪だ。
そう思う気持ちとはうらはらに、人々は昔からどろぼうに注目してきました。第一部では、物語や史実として語り継がれる「大どろぼう」12人を、イラストレーターの伊野孝行さんがユーモアたっぷりに肖像画として描き、彼らの名言とともに紹介します。
第二部では、憎まれながらも、時に賞賛されるどろぼうという存在について、『ヤクザときどきピアノ』の著者・鈴木智彦さんが語ります。どのような背景があり、心理が働くのか、窃盗という犯罪が人類の歴史においてどう捉えられてきたのか、過去から現在までの創作と史実を縦横無尽に駆けめぐり、「人はなぜ、どろぼうに惹かれるのか?」という問いに迫る一冊です。
本書は、2025年7月、PLAY! MUSEUMで開催し、全国を巡回する「大どろぼうの家」展に合わせて刊行する公式アートブックです。
《著者情報》
伊野 孝行(イノ タカユキ)
イラスト
1971年、三重県生まれ。東洋大学卒業。セツ・モードセミナー卒業。第44回講談社出版文化賞受賞。著書に『画家の肖像』(888ブックス)、『となりの一休さん』(春陽堂書店)、『いい絵だな』(集英社インターナショナル)、絵本の共著に『おしらさま』(汐文社)、『ちからもちのおかね』(偕成社)などがある。
鈴木 智彦(スズキ トモヒコ)
解説
1966年、北海道生まれ。雑誌・広告カメラマンを経て、ヤクザ専門誌『実話時代』編集部に入社。『実話時代 BULL』編集長を務めたのち、フリーライターに転身した。暴力団やアウトロー関連の記事を幅広く執筆。著書に『ヤクザと原発』(文藝春秋)、『サカナとヤクザ』(小学館)、『ヤクザときどきピアノ』(CCCメディアハウス)などがある。
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