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「数」の日本史 われわれは数とどう付き合ってきたか

伊達宗行

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784532164195
ISBN 10 : 4532164192
Format
Books
Release Date
June/2002
Japan

Content Description

縄文時代は十二進法だったのか、江戸庶民の計算法は今とどう違ったのか…。古代を振り出しに日本の数文化を縦横無尽に追い求め、歴史の裏に隠された日本人と数の長大な物語を独自の視点で掘り起こす知的冒険の書。

【著者紹介】
伊達宗行 : 1929年仙台生まれ。52年東北大学理学部卒業。55年東北大学理学研究科物理専攻中退。理学博士。物性物理学が専門。大阪大学理学部長、日本原子力研究所先端基礎研究センター長、日本物理学会会長、日本学術学会会員、同第4部長などを歴任。物性科学、特に磁性、極低温、強磁場研究で国際的に著名。松永賞(1971)、仁科記念賞(80)、日本金属学会論文賞(85)、藤原賞(91)、紫綬褒章(同)、勲二等瑞宝章(00)を受賞。現在、日本原子力研究所評議役。大阪大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • keroppi

    図書館リユースコーナーにて入手。「数」で見る日本史が実にユニーク。巻末付録には、色々な歴史上の数学問題までついている。海外での数の進歩や日本との関わり、和算の魅力や、憂うべき現代の状況まで。「天地明察」を思い出した。

  • huchang

    ちょいちょい物理学者らしいマッドなところと、学問を知り抜いた手練れの現実的な提言とがクロスするところがとても人間臭くて、この人とは物騒な酒が飲めそう。暗記の力をベースにしないと発展学習どころではないというような記述も首がもげそうになるほど頷いてしまう。そろばんを置くなら計算はそれなりに簡単に考えられるけど、アラビア数字を使わない時代に紙で計算するのは容易なことではないのよな…とか、昔むかし疑問に思ってそのままにしてたことが再びここで出てきてとても懐かしい気分になった。良書。

  • 四不人

    老数学者の嘆きが心に響く。歴史の専門家でない著者が、専門である「数学」の視点から歴史を見直す感じがとても良い。歴史のとらえ方はちょっとアレなとこもあるが、細部に拘らず全体の流れの中で個々の事象を説明するというのは専門家じゃないから出来るワザだろう。平安初期と現代に理数離れが共通しているというのを、対外開放後の弛緩期ととらえるなど、必ず論理的関係を考えているとこが数学者っぽい。新しく知ることも多く、とても感銘を受ける。良書。文庫化されたのが喜ばしい。

  • むとうさん

    「数」「数学」に焦点を当てて日本史を語った本。日本の「数」史は基本的には「海外を受容」→「独自の発展」を繰り返す。現代の状況は、奈良時代の唐文化の受容期を経て独自の発展に向かう平安時代に近い…つまり、数学離れが進む時期だということでもあるのだが。対数目盛に関してはもっと普及すると大きな数(+小さな数も!)が扱いやすくなるだろうな。今地震だの放射線だので話題になっているだけに。「アルス」の話はどこかで読んだなと思ったら「理科で歴史を読み直す」と著者が同じだった。

  • takao

    縄文尺

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