応答する 移動と場所 21世紀の社会を読み解く

モビリティーズ・スタディーズの決定版！！膨大なカネ、モノ、そしてヒトの移動が場所を大きく変えてきている現代。そこにひそむ課題群を“グローバリゼーション”と“ローカリティ”を切口に読み解く。

目次 : １部　いま、何をどのように問うか―移動と場所をめぐるダイナミズム（移動はどのような場所を創り出してきたのか/ 移動からコミュニティを問う）/ ２部　混迷する時代をグローバルな諸相から読み解く―五つの問い（グローバリゼーションは社会にどのような課題を提起しているのか/ 国家と“他者”はどのように共存するか―開かれた国民国家は可能か/ 移動を通してみる“グローバル”と“ローカル”の交差の内実は/ ポスト三・一一から立ち上がるコミュニティ・イシューとは/ “地域”を学ぶことから“グローバル”を問い直す）/ ３部　再び、大きな問いに立ち返る―「民主主義、多文化主義、三・一一」（デモクラシーの危機/ 多文化主義の現在/ 福島原発災害とその後）

【著者紹介】
伊豫谷登士翁 : 一橋大学名誉教授

テッサ・モーリス＝スズキ : 元オーストラリア国立大学・教授

吉原直樹 : 横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院・教授／東北大学名誉教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）