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ISBN 10 : 4582856896
Content Description
「コミュニティ」という言葉が急速に使われはじめている。しかし、私たちがコミュニティに期待する「つながり」や「絆」、「相互扶助」は、様々な社会的・政治的文脈にさらされ、手放しで喜べるものではなくなっている…。コミュニティの現在を問うことで、ポスト成長社会の課題を浮き彫りにする。政治哲学、経済学、社会学の分野からコミュニティ研究の新たな地平を切り開く!
目次 : 第1章 政治哲学 コミュニティ再生の両義性―その政治的文脈(コミュニティへの関心の背景/ コミュニティにはどんな意味が含まれているか/ 統治の再編とコミュニティ/ コミュニティ再生をめぐる諸課題/ コミュニティ再生のポテンシャル/ 二つのコミュニティの間)/ 第2章 グローバリゼーション・経済 豊かさを共有できた時代の終焉(「共同体」の復権?/ 「ローカル」のグローバル化/ いま格差/貧困の何が問題か/ セーフティ・ネットは可能か)/ 第3章 社会学 ポスト3・11の地層から―いまコミュニティを問うことの意味「コミュニティ・インフレーション」化する社会(災害ユートピアとショック・ドクトリンの間で/ コミュニティ期待論/願望論とリベラル・ナショナリズム/ コミュニティにおける「地域性」と「連帯性」/ 創発的はコミュニティの可能性/ 3.11後の「生活の協同」に向けて)/ 鼎談 コミュニティ研究の射程と、現代への問いかけ(近代の捉え直し。コミュニティ論が浮上するわけ/ ナショナリズムとコミュニティの相互関係/ ナオリベラリズムとグローバリズムの影響/ コミュニティは日本でどう論議されてきたか/ コミュニティに資源を呼びこむことは?/ 地域運動の争点とは。それぞれのコミュニティの担い手/ 「あっったけど、なかった」論)
【著者紹介】
伊豫谷登士翁 : 1947年京都府生まれ。一橋大学名誉教授。専門はグローバリゼーション研究、移民研究
齋藤純一 : 1958年福島県生まれ。早稲田大学政治経済学術院教授。専門は政治理論
吉原直樹 : 1948年徳島県生まれ。大妻女子大学社会情報学部教授。東北大学名誉教授。専門は、都市社会学、地域社会学、アジア社会論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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きいち
読了日:2013/09/16
tolucky1962
読了日:2016/11/06
ぺぷち
読了日:2014/10/26
Hisashi Tokunaga
読了日:2015/02/27
jupiter68
読了日:2014/11/04
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