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古代ギリシアの歴史 ポリスの興隆と衰退

伊藤貞夫

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784061596658
ISBN 10 : 4061596659
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2004
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

小王国分立から、外敵の侵入による混乱の時代を経て、紀元前八世紀に都市国家・ポリスの成立を見た古代ギリシア。民主主義の原点として、前五世紀に黄金期を迎えるポリスはいかに発展し衰退したか。アルファベットやオリンピア競技、ホメロスの詩、ソクラテス、プラトンの哲学など西洋文明の源流をたずね、古代ギリシアの栄光と落日をたどる名著。

目次 : 第1章 王宮の内と外(ギリシア先史文明の発見/ 線文字Bの解読 ほか)/ 第2章 ポリスの生誕(暗転/ 王国からポリスへ ほか)/ 第3章 民主政への歩み(ギリシア世界の拡大/ 重装歩兵制の成立 ほか)/ 第4章 ポリスの栄光と凋落(自由のための戦い/ ペリクレスの時代 ほか)

【著者紹介】
伊藤貞夫 : 1933年、東京生まれ。東京大学文学部西洋史学科卒業。東京大学教授、放送大学教授を歴任。東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • tsu55

    ポリスの生成から衰退を中心にして古代ギリシャの歴史を描いている。 説が分かれている事柄に関しては、一つの説に偏らず、諸説を併記している点は好ましく感じられる。

  • MUNEKAZ

    古代ギリシャ史の復習に読む。線文字Bの解読から話を起こし、ポリス成立までの流れに分量を割く構成。ちょっと衒学的な感じもあるが、様々な説を併記する部分には好感が持てる。でも古代ギリシャの「民主制」ってやはり現代のそれとは全然違う。市民の民主的な政治の裏には大量の奴隷もいるわけで、ポリスという小さなサークルの中で「市民」という少数者が密室政治をしていただけの感も。ローマと違って市民権を拡大しないので、どうしても閉鎖的な印象が強い。古代帝国に発展する開放性を持たず、なぜか小さくまとまってしまった特異さがある。

  • Hiroshi

    古代ギリシアの都市国家ポリスの生成・展開・衰退の諸相を説き明かす通史的叙述の試みた本。紀元前2千年紀中葉のギリシア本土に小王国が生成した頃から紀元後4世紀末のローマ帝国の東西分裂まで。紀元前2千年頃にトラキア人が侵入して在地人と同化していく。農業と海運を学んだ。クレタ文明、前16百年にはミケーネ文明が生まれた。併せてミノア文明とう。王国で青銅器文明だった。絵文字、AB線文字が使われていた。前12百年頃にあったのがホメロスの『イリアス』『オデュッセイア』のトロヤ遠征だ。英雄の時代だ。10年も戦争をできない。

  • torami

    教科書から2歩進んだくらいの内容が教科書っぽく書かれていて、分かりやすかった。 教科書ではポリスの盛期が主でその前後に不足を感じたが、その部分が埋まった。 アテネ型とスパルタ型それぞれのポリスの政治の仕組みが出来上がった理由を地理的観点から説明していたのが新鮮。説得力があった。 私も地理と歴史をつなげて考えられるようになりたい。 衰退期では、貴族政から民主政へ移ると生じた負の部分をしっかり書いていて面白い。 大衆迎合的な指導者が続出して好戦的な性格が強くなるあたりは現在の世界にも重なるところがある。

  • 六点

    古代ギリシャ通史として、まとまった良い本です。

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