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ISBN 10 : 4909237542
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捉えられない「時間」をめぐりいま・ここに留まり自らの言葉で対話を挑む類例なき哲学!
目次 : 第1章 寺山修司“書を捨てよ町へ出よう”―映画における音楽の機能(寺山修司とはだれか/ 寺山修司と芸術経験の変容/ 断ち切られるプロット/ 四つのシーン/ 音楽が開く別な場所)/ 第2章 小津安二郎の時空表象(時空とその変容/ 小津映画の画面構成とその特徴/ 溝口健二の時空/ 断片化した空間と滞留する時間)/ 第3章 是枝裕和“歩いても歩いても”―時間の淀み(現在に潜む過去と「小さな物語」/ たった一日の物語/ 「普通」という言葉/ 日常に走る亀裂)/ 第4章 可能性としての「用即美」・柳宗悦―ものがある場所(「有用性の蝕」と「用即美」という神話/ 柳・民芸思想の歴史的布置/ 個人の没落と機能主義/ 「用即美」を解体する)/ 第5章 夏目漱石『道草』が書かれた場所(『草枕』・「非人情」の世界/ 「だらしない自然」のリアリズム/ 「人情」対「非人情」を超えて/ 「盲動」する眼差し/ 『道草』の眼差しと未完了の過去/ 「人格」が解体され続ける世界としての金銭/ 断念が開く場所)
【著者紹介】
伊藤徹著 : 1957年静岡市に生まれる。1980年京都大学文学部卒業。1985年京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学。現在、京都工芸繊維大学教授(哲学・近代日本精神史専攻)。京都大学博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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