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映画の奈落完結編北陸代理戦争事件 講談社+α文庫

伊藤彰彦

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062816250
ISBN 10 : 4062816253
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

公開直後、主人公のモデルとなった組長が映画と同じシチュエーションで殺害された、実録やくざ映画の極北『北陸代理戦争』(深作欣二監督、高田宏治脚本、1977年東映京都作品)をめぐる男たちの、壮絶な生きざまの数々を浮き彫りにした迫真のドキュメント!完結編として大幅に増補、『北陸代理戦争』の主演・松方弘樹氏のインタビューを収録。

目次 : 『北陸代理戦争』/ 事件―一九七七年四月十三日/ 笠原和夫対高田宏治―企画一九七六年十月/ 両目ができた―取材一九七六年十一月/ 太秦蛸部屋寮―脚本執筆一九七六年十二月/ 性転換手術―脚本改稿一九七七年一月/ 県警対東映京都―撮影一九七七年一月〜二月/ 奈落へむかう人々―封切りと三国事件一九七七年二月〜四月/ 暁の七人―復讐一九七七年四月〜十一月/ 女が水を血に変えるとき―その後の深作と高田/ それぞれの三十七年

【著者紹介】
伊藤彰彦 : 1960年生まれ。映画製作者・映画史研究家。慶應義塾大学文学部国文学科卒。98年、一般社団法人シナリオ作家協会大伴昌司賞佳作奨励賞受賞。『映画の奈落 北陸代理戦争事件』(国書刊行会)が初めての著作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • slider129

    映画自体はプログラムピクチャーの枠を越えるものではないが、進行中の暴力団抗争を描き、映画とシンクロするかの様に、劇中に登場する喫茶店でモデルの組長の射殺事件が起きて伝説となった「北陸代理戦争」の舞台裏を関係者への取材を通して浮き彫りにしたドキュメント。東映はこの映画が引鉄となって実録路線から撤退していく。戦後に生まれた東映の盛衰を通し、「仁義なき戦い」が生まれていく過程で、暴力団との繋がりは勿論、裏社会出身の映画人が昭和の芸能界の一端を担っていたことが明らかにされていく。昭和の香りが充分に感じられる一冊。

  • ばんだねいっぺい

    今はとにかくこの映画が見たい。

  • 0607xxx

    実録やくざ映画「北陸代理戦争」をめぐる壮絶な背景や昔の映画界の映画にかける情熱は今では考えられない。実際の主人公のモデルが映画と同じ状況で殺害される等、知らない事ばかりだったので急いで「北陸代理戦争」を観ようと思う。

  • vaudou

    東映実録路線に終止符を打った「北陸代理戦争」と公開後に起きたモデルの射殺事件(三国事件)。当時の脚本家と組長が置かれた立場から、実録路線とヤクザ抗争が足並み揃えて破滅へと向かった因果を紐解いてゆく。今だと完全にお縄な接待や常軌を逸したロケを刻一刻と著者が追うなかで、利益を求めすぎた映画、その禁断の果実に手を出した業の深さがひしひし伝わる。昨日のNHKドキュでも深作欣二の美学とこだわりは語り草となっていたが、脚本推敲の徹底もまた凄い。文庫版には復讐を誓った子分の独白と、松方弘樹のインタビューが追加されお得。

  • JunTHR

    単行本でも読んでいたが、その増補部分と文庫での追加部分がまたやはり凄まじい。もうこれは、映画ノンフィクションとして不朽の名作である。なりふり構わず人に薦めて周りたい。

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