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土下座奉行 小学館文庫

伊藤尋也

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784094072518
ISBN 10 : 4094072519
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2023
Japan

Content Description

廻り方同心の小野寺重吾はただならぬものを見てしまった。北町奉行所で土下座をする牧野駿河守成綱の姿だ。相手は歳といい、格といい、奉行よりうんと下に見える、どこぞの用人。なのになぜ土下座なのか?情けないことこの上ない。しかし重吾は奉行の姿に見惚れていた。まるで茶道の名人か、あるいは剣の達人のする謝罪ではないか、と…。小悪を剣で斬る同心、大悪を土下座で斬る奉行の二人組が、江戸城内の派閥争いがからむ難事件「かんのん盗事件」「竹五郎河童事件」に挑む!そしていま土下座の奥義が明かされる―能鷹隠爪の剣戟捕物、ここに見参!

【著者紹介】
伊藤尋也 : 1974年、岐阜県明智町(現・恵那市)生まれ。専門学校の講師、市役所の非常勤職員など、職を転々としつつ、常に小説の執筆をし続け、『孫むすめ捕物帳 かざり飴』で時代小説作家としてデビューを飾る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • のびすけ

    町奉行の牧野駿河守、人呼んで「どげざ奉行」。見惚れるほどの見事な土下座で相手を手玉に取り、江戸城内の派閥争いが絡む難事件を解決に導く。牧野の土下座に込めた矜持が胸を打つ。あっぱれ。

  • onasu

    新任の北町奉行・牧野駿河守成綱は、必要とあらば相手を選ばず「土下座」することから「どげざ駿河」などと陰口をたたかれているが、それは特有の処世術で奉行所内で目をつけたのが、主人公の廻り方同心・小野寺重吾。こちらは真面目一辺倒で、同僚の細かなところにまで口を出す悪癖から「しゅうとめ重吾」などとあだ名されているが、奉行からは土下座の指南を受けたりも。  そんな2人での捕物3話は町中の事件でありながら、千代田のお城の権力闘争の影もちらつき、あの御仁が敵役となっているのも一興。期せずして一気読みになった快著でした。

  • スプリント

    しゅうとめ重吾が実は剣豪という裏設定もよし。 続編が読みたい。

  • ワンモアニードユー

    コミカルで筋立てもしっかりした時代小説で、読んでいる間は没入して楽しめるのだが、なぜか読後感が軽い。なぜだろう。理由はわからないのだが。次作が出ればわかるだろうか。

  • 麻友

    図書館で借りて読了。奉行の事、何かやたらとペリーと対峙した男って書いてたけど、続編出るのかな?素晴らしく美しい土下座をする奉行としゅうとめのように細かい同心の話。映像化しても面白そう。とにかく続編に期待!

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