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なぜ、それが無罪なのか?

伊藤和子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784799325445
ISBN 10 : 4799325442
Format
Books
Release Date
August/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

2019年3月、岡崎、福岡、静岡、浜松…相次ぐ性的虐待やレイプ事件への無罪判決。2017年に110年ぶりに大幅改正されたものの、世界のなかでまだこんなに遅れている!2020年、性犯罪の刑法見直しなるか。

目次 : 第1部 性暴力被害者に冷たい日本の司法(19歳の実の娘に性交をした父親が無罪の衝撃/ 性犯罪の処罰に関する刑法の規定はどうなっているのか?/ 性暴力被害者を待ち受ける高いハードル/ なぜレイプ事件の多くが不起訴になるのか?/ 「同意があったと思われても仕方がない」?/ 世界はどうなっているのだろう)/ 第2部 性暴力にNOと声をあげる人びと(財務省セクハラ事件の激震/ 声をあげはじめた女性たち/ 勇気を出して声をあげた女性を取り巻く現状/ もしあなたが性被害にあったら/ 改めて刑法改正を考える/ 「ヤレル女子大生?」抗議する若い世代/ Yes Means Yes)

【著者紹介】
伊藤和子 : 弁護士、国際人権NGOヒューマンライツ・ナウ理事・事務局長。1994年弁護士登録、以後、女性、子どもの権利、えん罪事件、環境訴訟など、国内外の人権問題に関わって活動。2004年に日弁連の推薦で、ニューヨーク大学ロースクールに客員研究員として留学。帰国後の2006年、国境を超えて世界の人権問題に対処する日本発の国際人権NGO・ヒューマンライツ・ナウ(Human Rights Now)の発足に関わり、以後事務局長として国内外の深刻な人権問題の解決を求め、日々活動している。弁護士活動でも人権、特に女性の権利を焦点に置いて活動。日弁連「両性の平等に関する委員会」委員長、東京弁護士会「両性の平等に関する委員会」委員長を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • なるみ(旧Narumi)

    とても丁寧に書かれた一冊でした。そして本書の読書感想からは少し離れてしまうのですが、先日夫とテレビを観ていた時、夫がフラワーデモについて知らなかったことに驚きました。高裁で逆転有罪となった事件のニュースで花を手に持った女性たちに違和感を感じたとのことでした。

  • tellme0112

    「慰安婦」問題の責任について考えながら読んだ。あの問題を棚上げしてきたから、現代女性はこんな目に遭ってるんではないのか。人を大切にしない、人権を大切にしない、女性をモノのように扱う、性的な存在としてしか価値を認めないから、この問題が時代を越えて今もなお残ってるのではないのか。「日本人(内地の)慰安婦」はだから黙殺されてきたのか、戦時中の被害も…と思いながら読んだ。途中気分が悪くなる頁も。。。だから日本は今でもこうなのかと。

  • M1号

    性的暴行やレイプを法律で裁くことの難しさ、定義することの難しさはよくわかる。それにしても、法で罪に問えない要素が多すぎて…「疑わしきは罰せず」だとしても、もう少しやりようがあるんじゃ…と、ただただ憤りを感じた。2020年の法改正に期待。■とにかく急いで読んだので、もう一度しっかりと読み直したい。

  • かづ

    「Yes means Yes」「No means No」の原則も初めて知った。今の刑法や社会構造だとそれすら難しいと知ってかなりショックだった。強制性交の起訴のハードルの高さや、不本意な性交への法整備が財産法以下なんて、それでいいのだろうか。性的暴行に労働格差が大きく影響してるのも読んでてしんどい。支配関係にある場合の被害が認められにくいのも読むまで考えもしなかった。被害にあった場合の手続きを読むと、女でいることがこんなにも生きずらいのかと絶望する。自分がこれから生きていく態度を考える機会になった。

  • Humbaba

    性犯罪は許されてよいものではない。しかし、残念ながら現代社会においても性犯罪は行われてしまっている。それに対してはせめて適切な刑罰が与えられてしかるべきなのだが、それを認定させるためには高いハードルがある。昔は問題なかったことも、様々なものが見返され、変わってきている。性犯罪の認定についても、同じように社会の変化に伴って、人々の直感と合うものにしていく必要がある。

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