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反米大陸 集英社新書

伊藤千尋

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087204209
ISBN 10 : 4087204200
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2007
Japan

Content Description

アメリカによる侵略と支配、収奪…。中南米が辿ってきた道を知れば、アメリカがこれから世界で何をしようとしているのかがわかる。最新のデータを駆使しながら、アメリカと中南米諸国の歴史と実情、未来に迫る。

【著者紹介】
伊藤千尋 : 1949年山口県生まれ。79年に朝日新聞社入社。中南米特派員、バルセロナ支局長、ロサンゼルス支局長、「論座」編集部を経て、「Be」編集部に所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • サトシ@朝練ファイト

    伊藤氏の著作は「太陽の汗 月の涙」以来2冊目。副題にもあるように 中南米がアメリカにつきつけるNO!を丁寧に説明してくれます。できれば、オリバーストーンの「アメリカ史」講義 を合わせて読むとより理解が深まるかもしれません。

  • hk

    【趣旨】イラク戦争をはじめとするアメリカの傍若無人な振る舞いは、今に始まったことではない。「天国からはあまりに遠く、アメリカからはあまりに近い」 悲運の国家群である「南米」は150年以上昔から迷惑を被ってきたのだ。アメリカ企業やアメリカ政府の言うことを聞かない国家政府があれば、内政干渉、反政府運動の焚き付け、暗殺、自作自演で正統性を演出しての軍事活動すら何食わぬ顔でやってのける。そして傀儡政権を樹立した後は、その国へアメリカ企業が矢継ぎ早に進出していく。アメリカのやり口は今も昔も変わらず、独善的である。

  • skunk_c

    8年以上前に出た本だが平積みされていたので購入。リーマンショック前の時代、南米諸国が脱アメリカ支配を目指す様子と、ナオミ・クラインの『ショック・ドクトリン』に詳細に書かれていた、南米に対するアメリカの新自由主義の押しつけを、19世紀末の棍棒外交から説き起こす。ベテランジャーナリストらしい読みやすい筆致と、確かな眼で書かれたレポート。

  • 印度 洋一郎

    19世紀以来、中南米を裏庭として支配し続けるアメリカの所業と、それに対抗する中南米の人々との歴史を新聞記者だった著者の現場取材の印象も交えて書いた、怒りと告発の書、とでもいうべき本。兎に角、アメリカの全くブレず、迷わず、国益のためなら暗殺、政府転覆、武力侵攻、経済的搾取に邁進する姿勢には圧巻。対する中南米で、始めて抵抗に成功したキューバ、そしてそれに続くゼロ年代に次々に誕生したベネズエラのチャベス政権などの反米政権の動きに希望を繋いでいる。しかし10年経った現状を見ると、その道は平坦では無いようだ

  • ビリー

    過剰なまでにアメリカ=悪として書かれているのが多少鼻につくけれども、まぁ左寄りのプロパガンダ的な本であるだろうことは読む前から想像つくのでよしとする。それを差し引いてもなかなか面白い本だった。ラテンアメリカの歴史についての本は多々あるけど、この本はアメリカという黒幕を中心に横断的にまとめられているので、各国の独立や革命に至る政治力学を把握しやすい。

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