日本政治史の中のリーダーたち 明治維新から敗戦後の秩序変容まで

伊藤之雄

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784814001408
ISBN 10 : 4814001401
フォーマット
発行年月
2018年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
480p;22

内容詳細

冷戦後の一見安定した秩序の中で「資源の配分」としての性格を強めた政治は、テロや武力行使が頻発し激しい対立が顕在化した今日には、通用し得ない。そこで秩序変容の時代のリーダー像が求められる。しかし近代日本においてリーダーはリーダーたりえたのか。彼らの生い立ちから性格まで、そして彼らを取り巻く国際的な事象の拡がりに注目して、指導者達の成功と失敗の要因を炙り出す。

目次 : 第1部 近代国家日本の軌跡―「文明標準」とその解体の中で(危機の連鎖と近代軍の建設―明治六年政変から西南戦争へ/ 明治日本の危機と帝国大学の“結社の哲学”―初代総長渡邉洪基と帝国大学創設の思想的背景/ 東アジア「新外交」の開始―第一次世界大戦後の新四国借款団交渉と「旧制度」の解体 ほか)/ 第2部 リーダーシップを見る視点(木戸孝允と薩長同盟―慶応元年から慶応三年/ 第一次護憲運動と松田正久―「松田内閣」への期待/ 幣原喜重郎と国際協調―北京関税会議・北伐をめぐる外交再考/ 田中義一と山東出兵―政治主導の対外派兵とリーダーシップ ほか)

【著者紹介】
伊藤之雄 : 京都大学大学院法学研究科教授。1952年生まれ、京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学、博士(文学)

中西寛 : 京都大学公共政策大学院教授。1962年生まれ、京都大学大学院法学研究科博士課程退学、法学修士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • バルジ さん

    書名は『日本政治史の中のリーダーたち」と銘打っているが、前半部は近代日本の秩序形成についてで、後半部で人物をメインとしたリーダー論という構成。全体的にリーダーシップを発揮し秩序形成に貢献した人物は渡辺洪基ぐらいで、他の松田正久、幣原喜重郎、田中義一、平沼騏一郎といった指導者を扱った部分はその人物の政治的リーダーとしての力量に疑問符を投げかける。どうも自負心が強く他者を説得しようしない幣原喜重郎、機会主義的で責任回避に汲々とする田中義一などは政治指導者として致命的な欠点を抱えていたように見える。

  • takao さん

    ふむ

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