CD

伊福部昭:寒帯林、深井史郎:平和への祈り 本名徹次&オーケストラ・ニッポニカ

伊福部 昭(1914-2006)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
OVCL00433
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

伊福部昭の幻の楽曲がついに音源化!
『寒帯林』の日本初のライヴ盤登場!
現在再評価せれている深井史郎の大曲を含めて全曲初CD化!


2010年8月8日。伊福部ファンにとって待望の日になりました。伊福部昭の幻の作品と言われていた『寒帯林』の日本初演が行われたのです!
 この曲は1944年に満州国から委嘱され1945年満州にて初演されました。この曲の楽譜は長い間、北京にのみ存在しており、演奏されることが出来ない状況でしたが、2007年に作曲者の自宅より別の自筆譜が発見され、今回の日本初演につながりました。伊福部昭の若い時代の代表作としてこの先も重要な資料として残ることでしょう。伊福部らしいテーマによって構成されており、ファン必聴の楽曲です。
 また、深井史郎にとって生涯最大の編成規模で作曲された『平和への祈り』も収録。1949年に初演され、戦争に対する強い憤りや、想いが詰められた作品です。第九やマーラーの大曲を思わせる作品で、最終部の合唱と管弦楽によるフーガは圧巻です。作詞は「大地讃頌」の大木惇夫です。日本の音楽史においても重要な資料的価値のある全曲初CD化です!(エクストン)

【収録情報】
・伊福部昭:管絃樂の爲の音詩『寒帯林』
・深井史郎:『平和への祈り』−四人の独唱者及び合唱と大管弦楽のための交声曲(大木惇夫作詞)

 佐々木典子(ソプラノ)
 穴澤ゆう子(アルト)
 鈴木准(テノール)
 河野克典(バス)
 日本近代音楽館記念合唱団(合唱指揮:四野見和敏)
 オーケストラ・ニッポニカ
 本名徹次(指揮)

 録音時期:2010年8月8日
 録音場所:東京、日比谷公会堂
 録音方式:Digital Recording(ライヴ)

内容詳細

“幻の作品”と言われてきた「寒帯林」の日本初演のライヴ盤。特に第3楽章は伊福部らしい民族主義的なダイナミズムに貫かれ、かの「ゴジラ」のテーマも登場! 「平和への祈り」は戦争に対する憤りや平和への願いを込めた深井史郎の畢生の大作で、中でも第5部終盤の2重フーガは圧巻だ。両曲とも初CD化。★(直)(CDジャーナル データベースより)

ユーザーレビュー

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生前はよく電話でお話させていただいていま...

投稿日:2012/07/15 (日)

生前はよく電話でお話させていただいていました。一ファンに過ぎない私をしっかり覚えていて下さり、調子に乗って「寒帯林はどうなっているんですか?」と伺ってみたところ、「NHKが番組を作りたいから中国へ行ってくれないかと言われて閉口しているけれど、実はこっそりやっているんだ。」とおっしゃっておられましたので、楽しみに待っていましたが、帰らぬ人となられて残念に思っていました。ようやく再演されたこの曲は、アナーキスト大杉栄を殺して満州に渡った甘粕正彦からの要請で、満州を旅したときの印象をもとに作曲されたものです。伊福部先生にしては珍しく、第一楽章は静かな旋律が長く続きます。甘粕大尉へのレクイエムのようにも感じられます。気のせいか亡くなられてから人気も落ち着いてしまったようで、余計に寂しさが募ります。合掌。

クールアイランド さん | 東京都 | 不明

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2010年8月8日日比谷公会堂で行われたライヴ...

投稿日:2011/04/20 (水)

2010年8月8日日比谷公会堂で行われたライヴ盤。何といっても65年ぶりに蘇演された伊福部先生の「寒帯林」がメインプログラム、演奏会当日の体感気温は35℃を超えていたが、白熱した演奏はそれを上回る勢いだった。戦争中先生は戦時色の強い作品を書かれているが、本作品はその色は弱い。第1楽章は先生お得意のオスティナートだ約14分繰り返され、第2楽章では木曾節を思わせる木こり歌が大管弦楽で演奏される。先生はこの作品の蘇演を快く思っていなかったようだが、翌年の映画「銀嶺の果て」でも流用させている所を見るとかなり愛着を持っていたのではないか。当日のコンサートを体験された方には当盤で再びあの時の感動を呼び覚ませていただき、初見の方には是非オーディオの音量を大きめにして聞いてもらいたい。近年、急速に未演奏、未録音の伊福部作品が蘇演されることは喜びに堪えない。

GTR さん | 長野県 | 不明

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2010年8月8日のライヴ録音(CDには明確にラ...

投稿日:2010/12/04 (土)

2010年8月8日のライヴ録音(CDには明確にライヴ録音との明記はないが、拍手が入っているのでライヴで間違いない) 伊福部の寒帯林は長い間、演奏困難と言われた作品で、今回は作曲家の遺品から見つかったスコアを使用している。 作品は伊福部節全開と言った所で、ちらっとゴジラのテーマが出てきた時には思わず驚いた。 深井史郎の平和の祈りは、R.シュトラウス風の出だしから始まる、全5部からなる作品で、聴けば非常に力を込めて書かれた作品である事が分かる。 作品としては、こちらのほうが充実していて傑作と言っても良いと思う。 どちらの曲も演奏は作品の真価を伝えてくれる名演だと思います。 録音はライヴ録音として見ればまぁ良いレベルでしょうか。

レインボー さん | 不明 | 不明

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