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続・韓国カルチャー 描かれた「歴史」と社会の変化 集英社新書

伊東順子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087212723
ISBN 10 : 4087212726
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

前著『韓国カルチャー 隣人の素顔と現在』に続く待望の第二弾。本著では「歴史」に重点を置き、韓国社会の変化を考察する。取り上げる作品は『今、私たちの学校は…』『未成年裁判』『マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜』『ブラザーフッド』『戦火の中へ』『スウィング・キッズ』『リトル・フォレスト 春夏秋冬』『子猫をお願い』『シークレット・サンシャイン』『私たちのブルース』『シスターズ』『D.P.―脱走兵追跡官―』『猫たちのアパートメント』『はちどり』『別れる決心』など。Netflix配信で世界的に人気となったドラマからカンヌ国際映画祭受賞作品まで、全25作品以上を掲載。

目次 : 第1章 韓国の学校教育を知る、ドラマ『今、私たちの学校は…』―パンデミック初期に描かれた、「新型コロナ後」の次なるウイルス/ 第2章 韓国人が考える、「大人の責任」―ドラマ『未成年裁判』とそのベースとなった現実の事件/ 第3章 実は、大人たちの物語 ドラマ『マイ・ディア・ミスター―私のおじさん』―坂本龍一やパウロ・コエーリョが絶賛した名作のひみつ/ 第4章 映画でふりかえる「6・25朝鮮戦争」―映画『ブラザーフッド』『戦火の中へ』『スウィング・キッズ』『高地戦』など/ 第5章 イム・スルレが描く、生きとし生けるもの―映画『リトル・フォレスト 春夏秋冬』『ワイキキ・ブラザーズ』『提報者〜ES細胞捏造事件〜』『私たちの生涯最高の瞬間』など/ 第6章 『子猫をお願い』が描いた、周辺の物語―猫と女性、仁川と在韓華僑/ 第7章 韓国の宗教事情を知る映画―『シークレット・サンシャイン』『三姉妹』『サバハ』など/ 第8章 ドラマ『私たちのブルース』―済州島、そしてコ・ドゥシムやイ・ビョンホンのこと/ 第9章 ベトナム戦争と韓国ドラマ、そして映画―ドラマ『シスターズ』、映画『ホワイト・バッジ』『あなたは遠いところに』など/ 第10章 語られることのなかった、軍隊の話―ドラマ『D.P.―脱走兵追跡官』と映画『ノーザン・リミット・ライン 南北海戦』/ 第11章 「タワマン共和国」―韓国人の住まいとペットの話 映画『猫たちのアパートメント』『はちどり』『ほえる犬は噛まない』/ 第12章 映画『別れる決心』とパク・チャヌク監督のこだわり―主題歌『霧』や中国朝鮮族のことなど

【著者紹介】
伊東順子 : ライター、編集・翻訳業。愛知県生まれ。1990年に渡韓。ソウルで企画・翻訳オフィスを運営(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kuukazoo

    前作がよかったので引き続き。今回もドラマや映画をレビューしつつその背景にある韓国の歴史や社会状況を解説。朝鮮戦争、ベトナム戦争への派兵、徴兵制と軍隊。在韓華僑、中国朝鮮族、宗教。そしてタワマン共和国と言われるほど高層マンションが多く、都市再開発による階層格差は拡大の一途を辿っている。活躍中の映画監督や俳優を中心に映画の話が多めな1冊だった。

  • ヘジン

    韓国ドラマ・映画25作品以上を考察。ネタバレなしなので、未鑑賞の作品についても安心して読める。特に新しい作品に関しては、日本語のウェブサイトを探しても出てくるのはキャストなど基本的な情報と個人の感想ばかりで数少ない解説は深掘り度が物足りないし、韓国語のウェブサイトも翻訳にかければ読めるけれど玉石混淆で求める情報に行き着くのが大変なので、こういう書籍が出版されるのはありがたい。作品を深く味わうお供に最適。

  • 二人娘の父

    副題にあるように本書の視点は韓国における「歴史」と社会の変化に注がれる。その理解をドラマや映画を通じて深めるものになっており、とても読みやすいが内容的にも深みを感じる。個人的に注目したのは軍生活およびベトナム戦争の関連。やはり日本との決定的な違いの一つは、身近に軍隊があり、基本的にはそこを避けて生きることができない社会。その中では当然、我々とは異なる思考や生き方がある。その違いは大きい。個人的にはドラマ「私のおじさん」「私たちのブルース」の解説がたいへん的を射たもので、また見たくなってしまった。

  • ののまる

    韓国文学は読むが、あまり韓国映画やドラマは観ないのだけど、社会情勢や背景を知ると、観たいのがたくさんでてきた。

  • coldsurgeon

    韓国の映画を通して、朝鮮半島の近代の歴史や社会の変化について述べた書である。隣国でありながら、日本と異なる文化習慣を持つ国を、2回しか訪れたことがない。それゆえか、初めて知ることが多かった。朝鮮戦争、軍政下での生活、民主化、さらにはその先の変化と、韓国映画の中に描きこまれていたのだという。時代とともに国民意識の変化もあり、様々な新たな問題を抱えながらも、より良い方向へ進んでいこうとする姿勢は、日本人は見習うべきなのだろう。

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