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東欧演歌の地政学 ポップフォークが 国民 を創る

Nobuhiro Ito

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784865592726
ISBN 10 : 4865592725
Format
Books
Release Date
April/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

目次 : はじめに 伊東信宏 / ●序論 / 南東欧におけるポップフォーク──共同と交換の歴史を概観する / イヴァ・ネニッチ / 伊東信宏+上畑史 訳 / 【第1部 東欧演歌のハードコア】 / ●第1章 / セルビアのターボフォーク──「オリエンタルなヴェルヴェット」は何色か / 上畑史 / ●第2章 / ブルガリアのチャルガ──アイデンティティ、変革、グローバライゼイション / 一五年後の補足──ブルガリアのポップフォークがひらいた新しいページ / ステラ・ジブコヴァ / 伊東信宏 訳・構成 / ●第3章 / 西欧化のジレンマとマネレ──ゆらぐルーマニア人のアイデンティティ / 新免光比呂 / ●第4章 / マネレ、あるいは界面としてのジプシー音楽 / 岩谷彩子 / ●対論 / ポップフォークは演歌なのか──あるいは日本大衆音楽の東欧演歌化のために / 輪島裕介 / 【第2部 東欧演歌の源流へ】 / ●第5章 / 麗し(レーパ)のブレナのはるかな旅──ユーゴスラヴィアの歌姫 / 奥彩子 / ●第6章 / 「アジュ」を歌え──トルコにおけるアラベスクの誕生と展開 / 濱崎友絵 / ●第7章 / 東ドイツ・ロック前夜のダンス音楽「リプシ」──戦後ドイツ大衆音楽の水脈をたどる / 高岡智子 / ●コラム1 / 森への誘い──フォーク・メタルにみる民族/民俗 / 齋藤桂 / 【第3部 東欧演歌の周縁へ】 / ●第8章 / 薄明の流星──スロヴェニアのターボフォーク、その勃興と没落 / クララ・フルヴァティン / 伊東信宏 訳・構成 / ●第9章 / 東ドイツのフォーク・リヴァイヴァル運動 / 阪井葉子 / ●コラム2 / アルメニアのシルショ──右傾化するアルメニアのポップフォーク / 木村颯 / 初出一覧 / プレイリスト / 参考文献 / 人名索引 / 執筆者一覧

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • つまみ食い

    民俗性を持つポピュラー音楽と定義される東欧演歌という、私を含め日本に住む人の99%が何も知らなそうなジャンルを一冊丸々扱う。民族主義、ナショナリズムなど社会・政治的状況に規定されながらバルカン諸国、トルコ、東ドイツなどの国で大衆音楽が発展していったかが論じられているのだが、バルカン諸国では地理(歴史)的近さもあり中東の要素を民族的に時に否定しながらも取り入れたり、ヒット曲が国を超えカバーされ循環したりするのが興味深かった。ドイツではアイルランドなどのフォークが同時代的に受容されていたことも

  • qoop

    一部でポップフォークなどと総称される、東欧諸国の民俗音楽の影響を受けた大衆音楽の流れを、国別に成立事情などを探りながらまとめた内容。国境線や政治体制の変化を潜り抜けながら、民族、民俗、伝統、歴史を受け繋ぐための音楽を重視し、同時に西欧から移入される最新の流行に反応する独自の立ち位置。リスニングだけでは掴めない事情の深さを本書は垣間見せてくれる。好著。

  • サカナ

    全然消化出来ていませんが…笑 東欧…というか、パラ見では結構ルーマニアなのですが、地の音楽がテーマなんですけど、音楽についていくら論じても書籍上じゃ実感が…と思ってたら最後の方に、SpotifyにつながるQRコードがあるではないですか。 いやぁすごいなぁ。今の時代だから出来ること。いくら紹介されても聴けないとイメージ湧かないと思ってたけど、バッチリ聴けました。 感想になってなくてすみません。

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