残り全部バケーション

伊坂幸太郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087714890
ISBN 10 : 4087714896
フォーマット
出版社
発行年月
2012年12月
日本
追加情報
:
266p;20

内容詳細

人生の〈小さな奇跡〉の物語 夫の浮気が原因で離婚する夫婦と、その一人娘。ひょんなことから、「家族解散前の思い出」として〈岡田〉と名乗る男とドライブすることに──(第一章「残り全部バケーション」)他、五章構成の連作集。



【著者紹介】
伊坂幸太郎 : 1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。『オーデュボンの祈り』(第5回新潮ミステリー倶楽部賞)、『アヒルと鴨のコインロッカー』(第25回吉川英治文学新人賞)、『死神の精度』(第57回日本推理作家協会賞短編部門)、『ゴールデンスランバー』(第21回山本周五郎賞/第5回本屋大賞)など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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伊坂幸太郎小説の中でもサクッと手軽に読め...

投稿日:2021/04/11 (日)

伊坂幸太郎小説の中でもサクッと手軽に読めるテンポのいい作品です。日頃読書にかける時間がない人も、是非読んでほしい。

まんまる さん | 福岡県 | 不明

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伊坂幸太郎の小説にはよくでてくるちょっと...

投稿日:2013/01/09 (水)

伊坂幸太郎の小説にはよくでてくるちょっとした小悪党の話。 裏稼業界の“下請け”“派遣社員”と呼べるような仕事をする溝口と岡田のコンビを中心に全5章で構成されていて、中でも第5章「飛べても8分」は秀逸だと思う。 そして何より離婚や虐待、復讐といった普通ならドロドロしそうな話を、小気味よくどこか爽やかな話にしてしまえるのは、やはり伊坂だなぁと。

ふじこ さん | 福岡県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ダイ@2019.11.2〜一時休止 さん

    裏稼業に生きる人々のお話なんだけど人間味あふれる面もチラホラと見え隠れし面白かった。

  • kishikan さん

    ありゃりゃ・・・。とにかくこれまでの伊坂さんとは違うかな。何がって? 章建ての長編だと思って読み始めたら、各章が1話の短編集。だから話が完全につながっていなくて、次の章に移ると「ご破算に願いましては・・・」みたいになるのね。確かに巻末の初出では、各章別々の出版社の月刊誌に発表されたものでした、納得!でも、でも、でもですよ、最終章だけがこのための書下ろしで、この最終章によって、全体が連作というか一つにつながった壮大なストーリにとなるのですよ。なんとなく関連してるな、という気はしたけどね。やぁ、これは見事!

  • yu さん

    伊坂幸太郎の世界観を味わえる1冊。 表題作と「検問」は以前に読んだことがあったが、他は初読。 「レバーをドライブにいれておけば勝手に進む。」「嫌なことがあったら、バカンスのことを考えることにする。」いい響きだなぁ。 溝口も岡田も、現実世界では絶対に係り合いたくない方々ばかり登場するが、そこにイヤな感じは全くなく、どこかクスっとしてしまうこの世界観。 空から飛んできて「好きだ」って言われたら、そりゃ付き合うでしょ(笑)。 最後のメールは「どうか岡田からであって!」と祈らずにはいられない。そう信じよう。

  • hiro さん

    初出が違う連作短編集。溝口と岡田のキャラクター設定は、いかにも伊坂さんらしく、いつものように登場人物達の会話がおもしろい。都合が悪いと責任をなすりつける溝口と、相棒の岡田が5つの短編をつなぐ軸となり、話が進む。読者はきっと二章、四章で、岡田のことが好きなる。溝口の相棒が太田、高田とかわって話が進み、次第に岡田のことが心配になっていた読者が、簡単に安堵するラストとはならないのが伊坂ワールドだと思う。岡田の安否の判断は読者に委ねられているが、岡田はきっと食べ歩きをしてバケーションを楽しんでいると思う。

  • sk4 さん

    岡田きゅん「恋人どころか友達もいないですよ」→【適番でメールしてみました。友達になろうよ。ドライブとか食事とか】→四十半ばの父「お父さん、友達欲しいんだよなあ。これ、返事していいかなあ」 ・・『ゴールデンスランバー』のレビューに「偶然に頼りすぎたご都合主義」と揶揄する人がいて、何故かもう悔しくて板チョコ三枚一気食いしたんだけど、【偶然】いいじゃん! 俺たち人間だってそもそも、あり得ないような偶然が重なってできた地球に生まれてるんだし。 「子供作るより、友達作る方がはるかに難しい」そう。偶然は必然なんです。

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人物・団体紹介

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伊坂幸太郎

1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で第5回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビュー。04年『アヒルの鴨とコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、短編「死神の精度」で第57回日本推理作家協会賞(短編部門)、08年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞・第

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