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死神の精度 文春文庫

Kotaro Isaka

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784167923372
ISBN 10 : 4167923378
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2025
Japan

Content Description

好きなものは音楽、嫌いなものは渋滞。彼が仕事をすると必ず雨が降る―。クールで真面目な死神・千葉は、人間の世界に溶け込み、七日間の調査で対象者の「死」に可否の判断を下す。自分の運命を知らない人々と旅行をしたり、窮地に陥ったり。死神と人の奇妙なかけあいが癖になる傑作短編集。著者の特別インタビューも収録!

【著者紹介】
伊坂幸太郎 : 1971(昭和46)年、千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で第5回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞し、作家デビュー。04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞を、「死神の精度」で第57回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。08年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞を受賞。20年『逆ソクラテス』で第33回柴田錬三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ルークちゃん

    音楽好きな死神「千葉」と調査対象の人間との一週間を描く連作短編。各話独立かと思いきや、意外な繋がりにハッとさせられる。人間の生死に興味がない主人公の、人間との関わり方がユーモアたっぷりで心地いい。伊坂作品には珍しく(?)本格ミステリ的な展開も。

  • vivahorn

    初期の作品が文春文庫から新装版として出版された。単行本は2005年の6月、文庫本は2008年2月だから、丁度20年振り、デビュー25周年の節目。死神シリーズと言っても該当本は2つしかない。死神のシステムは判った。6つの短編はいずれも文調・ページ数はほぼ同じ。初期の作品からか、ストーリーは単純。死神は「千葉」と、人間と会話するには名前が必要との判断。こんなプロセス、本当に必要なのかと思うが、実際に千葉が初っ端で「見送り」を出して、当事者は死を回避できた。日頃から人(死神)には優しくべき。

  • いっちゃん

    2025年に再文庫化されたこちら、巻末に吉田大助さんによるインタビューが入ってます。まったくもって吉田さんの無駄遣い。もう20年前の作品かぁと感慨深く再読。私の好きな伊坂作品ベスト5には入ってる。名作は色褪せない。

  • みすみ

    読メ200冊目を何にするか迷いに迷い。新装版が出て気になっていた伊坂幸太郎の初期作品を。もしあらゆる短編集からお気に入りを集めた自分だけのビュッフェ的な短編集を作るとしたら、「死神の精度」は確実に入るなあ。強いてミステリーの顔をしていない、エッジの効いた秀作ミステリー。他の話も全体的に畳み方が冴えてて良かった。

  • ふろんた2.0

    読書会のテーマが”雨”だったので17年ぶりに再読。CDショップの試聴機もう行かないなあ。久々に読むとシナリオがベタに感じる部分はあるが、セリフ回しやストーリーは楽しめた。

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