Books

外来種は悪じゃない ミドリガメのための弁明

伊地知英信

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794226655
ISBN 10 : 4794226659
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ミドリガメだって、アメリカザリガニだって…。排除、駆除ばかりでいいのか。外来生物も暮らす自然の作り方。

目次 : 第1章 それは公園の池からやってきた/ 第2章 外来って、どんなこと?/ 第3章 実は、どこにもない手つかずの自然/ 第4章 外来種がいないと困る在来種/ 第5章 今ある自然を見直す/ 第6章 外来種も暮らす新しい自然

【著者紹介】
伊地知英信 : 1961年東京生まれ。自然科学書や博物館展示物の編集者・ライター。自然観察のインタープリター。集英社版『完訳ファーブル昆虫記』10巻20冊の編集および脚注・訳注の執筆に関わる。『めだかのぼうけん』(ポプラ社)、『しもばしら』(岩崎書店/第58回児童福祉文化賞)など。大学卒業以来観賞魚専門誌で連載を続けている。愛玩動物飼養管理士。日本の凧の会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • Nao Funasoko

    身近な景域(ランドスケープ)や流域(ウォーターシェッド)を意識すること、外来生物も含めたうえでの自然という 考え方。普段の朝ん歩や山歩を通して感じてる疑問や思いはそういうことだったんだなと腑に落ちた。 なんだか自分の考え方を裏書してもらったようで嬉しくなった。読みやすいしお薦め。

  • ykshzk(虎猫図案房)

    人間と違って国土侵略の意思があって来る動植物は居ない。自然又は人間によって連れてこられた挙句に「在来種を脅かす悪者」と呼ばれがちな外来種。でも、良かれと思ってやったことが裏目に出た場合も多く、例えばハブとマングースのショーを見た東大の先生の発案で南西諸島にマングースを放したが、マングースは昼行性・ハブは夜行性のため出会わず、かわりにヤンバルクイナを食べてしまうとか。自然に関する情報・考え方は常にアップデートしていく必要があると感じた。今までの生態系や森の遷移について持っていた教科書的考え方も更新出来た。

  • takao

    ふむ

  • 安土留之

    外来生物は悪で在来生物は良い存在、という単純な考え方に反論している本。実際、日本で栽培しているキャベツやブロッコリーも外来の植物である、と著者は言う。また、外来生物が生態系を破壊しているという説に対しても、生態系は変化するものであり、在来生物が異常繁殖することもある。 自然とはなにか、そしてどう人間が自然と共生してゆくかを考えさせる深い洞察に満ちた本だった。

  • saladin

    外来種について知ろうと。著者は”外来生物は悪者で、在来生物は良い存在だという単純な考え”に疑問を抱く。”生き物を良い悪いで見ること自体がおかしな自然観”で、”だから外来生物を取り除けば「理想の自然」が再現される”というのはおかしいと述べる。至って真っ当な主張だろう。だからと言って、外来種すべてを駆除するなと言っているわけではない。明確に述べてはいないが、著者は”生物は生態系という相互関係の中で……その場その場の状況に適応しているだけ”という、オーソドックスなダーウィンの”適者生存”を支持しているようだ。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items