荷澤�~會研究 �~會の生涯・著作・思想とその史的意義

中国仏教史上、最重要人物にして、最も謎に包まれた傑僧――神会。
中国仏教を「都市仏教＝国家仏教」と「山林仏教＝アウト・ロー仏教」とに二分して捉える巨視的視座に基づき、初期禅宗史の転換点となった神会の思想的営為の全貌を解明し、その史的意義を明らかにしようとする革新的研究。

【目次】
　　序　

第I部　�~會の生涯と著作
第一章　�~會の生涯と著作の概要
第二章　�~會の主要著作の成立時期と相互關係

第II部　�~會の思想形成
第三章　『師資血脈傳』に見る『傳法寶紀』の影響
第四章　「北宗」との對比に見る�~會説の獨創性とその由來

第III部　�~會による祖統の改訂と慧能の「六祖」化
第五章　�~會による「如來禪」「西天八祖説」の提唱とその後の變化
第六章　『付法藏經』の編輯とその後の變化
第七章　慧能の實像と�~會による「六祖」化

第IV部　�~會出現の史的意義
第八章　�~會の活動が佛�ﾍ界に與えた影響
第九章　�~會の「北宗」批判の史的意義

結　　論

參考文獻一覽
初出一覽
索　　引
英文要旨
英文目次

【著者紹介】
伊吹敦 : １９５９年生まれ、愛知縣出身。早稻田大學大學院文學研究科博士後期課程單位取得退學。東洋大學專任講師、助教授をへて、現在、東洋大學文學部教授。專門は中國佛教史・禅宗史（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）