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大相撲名伯楽の「育てる力」 文春新書

伊勢ヶ濱正也

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784166614943
ISBN 10 : 4166614940
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日馬富士、照ノ富士の2横綱をはじめ新進気鋭の尊富士まで、育てた関取はじつに12名。目下、宮城野部屋(元横綱白鵬親方)の力士も預り、総勢40人もの力士を束ねる最大最強の相撲部屋≠ニして隆盛を極める伊勢ヶ濱部屋。今夏、定年を迎える九代伊勢ヶ濱親方(元横綱旭富士)が当代きっての名伯楽となり得た秘密とは何か? 小兵力士でも関取まで育て上げる確かな指導法と、全国から逸材を発掘してくるスカウティング。ヒザの大怪我と内臓疾患によって大関から序二段まで陥落した照ノ富士を、見事に横綱にまで導いた再起の裏には、現役時代に同じ辛酸を嘗めた親方自身の闘病体験があった。また、合併した部屋を「チーム伊勢ヶ濱」にまとめ上げる人心掌握術と慰問などに重きを置く人間力教育。そして大所帯を切り回すきめ細かいマネジメントや、後援者との人脈を大事にする交際術など、一般社会でも応用可能なビジネスマンへのヒントがちりばめられている。そこには同時に、駆け出しの親方時代から、相撲未経験の弟子たちもふくめて女将の妻・淳子さんとともに、24時間365日向き合う覚悟と熱き思いがあった。「良い感じの時はすかさず、思いっきり褒めてやる」、「目標は一段高く設定して、有言実行≠キる」。そして現役時代から親方のモットーでもあった「最後まで諦めない」「往生際は悪く」「今風≠ナはなく、ひと昔前のやり方こそが大事」といった伯楽たり得た所以を語り尽くす。

【著者紹介】
伊勢ヶ濱正也 : 1960年7月6日、青森県西津軽郡木造町(現・つがる市)出身。本名・杉野森正也。第六十三代横綱旭富士。大島部屋に入門し、1981年初土俵。87年大関昇進。90年横綱昇進。92年に引退、安治川部屋を継承。2007年、伊勢ヶ濱部屋の名跡を継承。日馬富士、照ノ富士の二横綱を輩出し、関取衆七名を擁する角界最強部屋を率いる。2025年7月、公益財団法人日本相撲協会を定年に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • したっぱ店員

    こんな騒動の中で、今カバーの写真を見ると複雑な気持ちになったり…。それはさておき、いつも的確かつ「そうなんだ!」と気づきをもらえる親方の解説を聞き、こんな指導を受けたらそりゃ強くなるよねと思っていたが、それを裏付ける話満載で、興味深く面白かった。親方の多岐にわたる仕事の中身など感心するばかり。まさに名伯楽。奥様や娘さんのコメントもよかった。

  • おかむら

    熱海富士の時だけキビシイ解説でおなじみ伊勢ヶ濱親方が半生&部屋経営術を語る!子ども時代のエピソード、リンゴ園で拾ったリンゴを墓石にぶつけて遊ぶ、ってなんて悪ガキなんだ! あと20歳で角界に入る前は大学中退して漁師をしてたとか、なかなかにエピソードの宝庫。クールでコワモテなイメージの親方ですが、弟子の指導はとってもきめ細やかなのも落差にグッときます。日馬富士の引退会見は見たかったなー。私はまだ相撲ファン歴2年なので、たぶん長い人ほど楽しめると思う。相撲協会定年になったそうですが定年になると解説しないのかな?

  • gtn

    「往生際が悪い」と謙遜するが、「諦めない」ということ。勝つための技術と指導力もある。要は、相手のことをとことん知ること。そこまで素質のない誉富士や安壮富士を関取にしたこと。両膝の怪我で大関から序二段まで陥落し、何度もやめたいと懇願する照ノ富士を思いとどまらせ、優勝十回を数える横綱にさせたのがその証左。

  • ようはん

    読んでいて相撲部屋を経営する事の大変さと苦労がよく分かる。伊勢ヶ濱部屋が各界屈指の強豪部屋になったのは旧来のしごき一辺倒の弟子育成から1人1人の性格に合わせた指導や引退後も社会人としてやっていける人間教育を重視している事で、照ノ富士の復活と成長は元伊勢ヶ濱親方の人徳は大きかった。

  • 現役時代も育成も「決して諦めないこと」これが成功の秘訣。後半の部屋の運営、弟子の育て方の部分が大変参考になった。期間と目標を明確にすること。そうすると、今なにをすべきかが見えてくる。引退後のサポートを100%する。ひとつひとつの生活が相撲に出る。勝ち負けよりも、団体生活や部屋の規律を乱す時はしっかりと怒ること。置きっぱなしだけじゃなくて、スルーしてる人間も悪い。合宿を多くして、オンとオフを作る。仕事に煮詰まったら環境を変えてみる。一瞬で勝負が決まってしまう。頭でいちいち考えている暇はない。体に覚えさせる。

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