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ビジネス現場で役立つ経済を見る眼

伊丹敬之

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784492314944
ISBN 10 : 4492314946
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

経済学とは人間の学問である。本書では、難しい数式は一切出てこない。経済を見る眼を養うためのもっとも素朴なポイントは、人間の行動やその動機、また多くの人間の間の相互作用を考えることである。人間臭い「経済を見る眼」を提示する。経営学の第一人者が書き下ろした、実践的な経済入門書。

目次 : 第1部 素朴な疑問(毎日同じように働いているのに、なぜ景気は変動してしまうのか/ なぜ株価や為替は日替わりで目まぐるしく変わるのか ほか)/ 第2部 マクロ経済を考える(マクロ経済をどう描くか/ 日本のマクロ経済はどう動いてきたか、動いてこなかったか ほか)/ 第3部 市場メカニズムを考える(市場経済のよさの本質/ 市場競争の二つの機能 ほか)/ 第4部 日本の産業を考える(日本型市場経済と日本の産業発展/ 日本の産業構造とその変化 ほか)/ 第5部 経済を見る眼を養う(人間を見つめ、歴史の流れを考える/ 全体を眺め、連鎖反応と副次的効果を考える)

【著者紹介】
伊丹敬之 : 1945年愛知県豊橋市生まれ。一橋大学商学部卒業。カーネギーメロン大学経営大学院博士課程修了(Ph.D.)。一橋大学大学院商学研究科教授、東京理科大学大学院イノベーション研究科教授を歴任。一橋大学名誉教授。2005年11月紫綬褒章を受章。主な著書に『日本企業の多角化戦略』(共著、日経・経済図書文化賞受賞)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 5 よういち

    経済現象を適切に理解し、考える上で必要な『経済を見る眼』◆平易な言葉で語られ、経済の入門書としてうってつけだと思う。ただ、決して低いレベルの話しではないので、何度か読みんでみないと理解できていない箇所が幾つもあった。◆この20年間で経済成長が見られない日本。マクロ経済の理論が通じない。『金利が下がれば、投資は増える』→家計も企業も投資は増えていない。政府だけが金を使い続ける。◆最大の原因は"日本人の心理的エネルギーの低下"。経済を見る眼を養うカギは、人間の行動やその動機について考えるクセをもつことにある。

  • koji

    著者のこれから日本経済を担う若者への提言の書です。「経済とは人の営み」が著者の結論です。第5部に著者の想いが要約されています。私なりに参考になった点を列挙します。@ハーシュマンの「神の隠す手の原理」、A経済を難しくする3つの歴史的堆積(既得権益、資源の固定性、心理の粘着性)、B全体を眺めるクセをつける、C歴史は跳ばない(既知の論理で説明できない時背後のメカニズムは何かを考える)、D複数の論理経路を常に考える、E多様性は収斂する(多数意見に従う、資源の取り合いになる、ミクロの動機とマクロの振舞いを意識する)

  • owlsoul

    経済統計は単なる無機物の測定値ではなく、人間の行動やその動機の表象である。一つ一つの現象は単純でも、それらは社会の中で複雑に絡み合い、互いに影響を与えながら予想もつかない結果を生み出していく。しかし、そんな複雑な世界も最終的にはどこかへ「収斂」されていく。市場で繰り返される取引と情報交換が雑多な意見をマジョリティ側に収斂することもあれば、利害の衝突から限られた資源を奪い合った結果、その分配が決まり争いが収束していく場合もある。つまり「経済を見る眼」とは、この複雑な経済社会が収斂する先を見通すスキルである。

  • まゆまゆ

    人間を見つめることが、経済を見る眼を持つための原点である。彼らの行動を想像するために経済学の理論が役に立つ。カネ、情報、感情を等しく重要なものとして考えないといけない。日本経済をこの視点で解説していく内容で、読みやすい。供給側でいくら努力しても需要側が様々な要因で変動するので、好景気・不景気という波が生まれる、という説明が府に落ちたかな。

  • Kentaro

    ダイジェスト版からの感想 日本の製造工程の技術の蓄積の成功は、人本主義企業システムは大きく貢献した。人本主義の日本企業が、現場を大切にし、人々の間の調整を大事にし、多くの人々の間の相互接触と相互刺激が大量に起き、日々の努力の積み重ねの中から小さな革新を積み上げていくことが出来た。現場の人々が現場での作業から学習するので能力が上がる。個々人や個々の職場が自分のセクショナリズムを主張することが少なく、みんなが周りの動きを見ながら自然に調整をとるので円滑に進み、情報が融合して、新しい情報へと変貌していけたのだ。

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