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幸福の劇薬医者探偵・宇賀神晃 講談社文庫

仙川環

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065145364
ISBN 10 : 4065145368
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2019
Japan

Content Description

曙医科大学が開発した認知症治療薬DB‐1は、同大付属病院が実施した臨床研究で画期的な成果を上げた。重症患者三人が、ほぼ完全に脳機能を取り戻したのだ。国際的製薬企業のサニーも権利獲得に乗り出す。ところが、一人の医師の自殺が驚くべき策略を浮き上がらせた。「医者探偵」宇賀神晃が伏魔殿の謎に挑む。

【著者紹介】
仙川環 : 1968年東京都生まれ。大阪大学大学院医学系研究科修士課程修了。大手新聞社在籍中の2002年に書いた小説『感染』が第1回小学館文庫小説賞を受賞し、作家デビュー。その後執筆活動に専念し、医療問題を中心に社会性と娯楽性を兼ね備えた作品を発表する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • absinthe

    ワンアイデアで突っ走る仙川さん。今回のアイデアも面白かったし、現実にこれからの医療は、同様の究極の問題に関わってくると思われる。人が人を愛するという形は様々で人には自由がある。自由は倫理とどこまで両立できるのか。犯人の動機や背景はabsintheでさえ気づいたというのに、主人公は読者ばかりか単なる脇役に真相の先を越されてしまう。表題は医療探偵なのに少し情けない。仙川さんいつもアイデアは良いと思うけど、小説としてはどうかな。

  • ダイ@2019.11.2〜一時休止

    タイトルの幸福の劇薬という感じで楽しめましたが、サブタイトルの医者探偵っていうのにはイマイチ・・・。

  • ゆいまある

    これはまずいやろ。さる大学病院で開発された認知症治療薬。何故か製薬になるまえに大学独自で患者さんに投与。その効果が劇的であるとテレビ報道。その後も効果は無いとか副作用があるとか報道されるし患者のデータは何故か抹消される(倫理的にも有り得ない)。何故か死ぬ大学関係者。自殺に見せ掛けただけで裏がある筈だと動き始める主人公。家族を犠牲にしてやることじゃない。有り得ない筋だけど、文体の良さでそれなりに読める。そしてラスト。それもありえん展開なんやけどな。そう来たか。ちょっと設定がおかし過ぎる。【KU】

  • ワレモコウ

    医者探偵・宇賀神晃シリーズ第一弾。正義感から先輩医師の不正を告発し、大学病院も家庭も失った宇賀神は、新宿の診療所で雇われ院長をしている。 そんな時、親友明石医師の自殺をキッカケに、劇的に成果をもたらす認知症治療薬DB-1への疑惑が持ち上がり、宇賀神も、自分を失脚させる発端となった新聞記者の美雪や、病院給食業者会長の春菜と共に調べ始める。探偵は、宇賀神よりも春菜会長という感じだが。人として、医師としての倫理を問うた、非常に難しいが興味深い内容だった。まぁ、記者美雪の不快さは最強(笑)

  • ミーママ

    図書館の本📕 医療サスペンスは面白い! でも、この薬を使うか迷うかな。 2025-37

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