Product Details
ISBN 10 : 4480067671
Content Description
江戸期までの日本語は、日本の固有語である和語と、中国語から借用した漢語とが緊密に結びついて形成されてきた。そこでは、訓を媒介にして漢語の意味をとらえるシステムが働き、漢語が日本語にとっての「公性」を支えていた。しかし、日清戦争頃を境目として、使用する漢字を減らし、漢語をいわば「はずす」ような動きが起こった。近代国家へと変貌を遂げる過程で、日本語が初めて経験する人為的なコントロールとは?明治期の小学校教材を通してその全貌を追う。
目次 : 序章 明治期の日本語/ 第1章 『小学読本』前夜―和漢洋の成立/ 第2章 『小学読本』の時代―和漢洋の形成と定着/ 第3章 和語と漢語と/ 第4章 漢字から仮名へ―和漢洋から和洋へ/ 第5章 現代への問題提起
【著者紹介】
今野真二 : 1958年神奈川県生まれ。86年早稲田大学大学院博士課程後期退学。高知大学助教授を経て、清泉女子大学教授。専攻は日本語学。2002年『仮名表記論攷』で金田一京助博士記念賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Book Meter Reviews
こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。
powered by
takao
読了日:2024/05/09
本命@ふまにたす
読了日:2022/05/12
がっちゃん
読了日:2014/03/16
ざび
読了日:2014/04/15
ゆき
読了日:2017/05/13
(外部サイト)に移動します
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .

