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スプ-トニクの落とし子たち 理工系エリ-トの栄光と挫折

今野浩

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784620320076
ISBN 10 : 4620320072
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2010
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

60年代、理工系ブームで進路をゆがめられた秀才たちがいた。外資系銀行の副頭取になり、一生困らないほど金を貯めた大学同期のエース。なぜ彼は挫折したのか。金融工学の第一人者が悲哀を込めて描く、親友の人生。

【著者紹介】
今野浩 : 1940年生まれ。東京大学工学部応用物理学科卒業、スタンフォード大学大学院オペレーションズ・リサーチ学科博士課程修了。東京工業大学大学院社会理工学研究科教授などを経て、中央大学理工学部経営システム工学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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この世界で生きる人たちの心のかすり傷や、...

投稿日:2021/04/11 (日)

この世界で生きる人たちの心のかすり傷や、そこにある闇の深さをこの著者は分かっているのだ。私の周囲にも似た人々が多すぎたのか、場面をリアルに想像しすぎて記憶の走馬灯が脳内を止まらなくなってしまう。この本を読むと、私はこんなに年月がたったのに、自分の学生時代を総括できていないらしいとはっきりと思い知らされた。

prince coffee #2 さん | 不明 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 小鈴

    学生運動が懐古される昨今、1940年生まれの同世代エリート・東大工学部の激烈な競争は忘れ去られた。技術は力なり。戦後日本科学技術を支えたスーパーエリート逹の人生とは。通常ならば文系に進学するような学生も、国策(理系拡充政策)により数学ができるならば東大工学部へと積極的に進学。それから40年たった。その結果は。理系金融ファイナンス専門の東工大元教授の著者はその人生の収支を世間的な価値から評価するが……。学生運動だけが全てではない。同時代のもう一つの青春を見てほしい。是非ご一読を。

  • ichiro-k

    狭い交際範囲の思い出話に終始し、自費出版本程度の内容。「誰に何を」伝えたのか不明のままに読了。「結局、唯我独尊で人生送れたんだから、幸せだったんじゃね〜の」という印象。人生を何勝何敗と評価しているカワイソーな人。シガラミのある周辺の人や出版社はお気の毒。

  • fatum

    出てくる人達は超エリート。 学生時代から、その後の人生設計を頭に入れて建設的な行動をしている人が殆ど。 親友に焦点を置いた話ですが、東大の工学部教授の人選のカラクリなどにも触れてあり、一般人でもそのあたりは興味を持って読めました。 理系がもてはやされた時代ではあったけれども、もし文系に進んでいたら、納得のいく人生が開けたかもしれない親友が気の毒。 この時代に生きた理系出身者が読むと「あぁそうだったなぁ」と心に染み入るのだと思います。

  • midnightbluesky

    結局お勉強ができても、人としてダメだとやっぱりバカなんだということ。

  • けぴ

    所々重複した記載があり推敲が不十分な印象もあるが内容はとても面白かった。「超」整理の野口悠紀雄さん以外は知らない人々の話だが日本を支えた理系がどんな人生を送ったかは興味深かった。

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