ストライキ2.0 ブラック企業と闘う武器 集英社新書

今野晴貴

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087211153
ISBN 10 : 4087211150
フォーマット
出版社
発行年月
2020年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
256p;18

内容詳細

一九七〇年代をピークに減少した日本のストライキだが、近年、再び盛り上がりを見せている。しかも、かつての企業労組主導のものとは異なり、最近のストには世間も好意的だ。実は、産業構造の転換により、日本でもストを起こしやすい土壌が生まれていたのである。一方、海外では、現在まで一貫してストが頻発している。しかも近年は、教師が貧困家庭への公的支出増額を訴えるなど、自身の待遇改善だけでなく「社会問題の解決」を訴える「新しいスト」が行われ始めているのだ。アップデートされ世界中で実践されている新しいストを解説し、日本社会を変える道筋を示す。

目次 : 第1章 ストライキの「原理」―東京駅自販機争議の事例から(ストライキの「原理」/ ストライキの種類 ほか)/ 第2章 新しいストライキ(これまでの「主役」は交通系のストライキ/ 日本のストライキの特徴 ほか)/ 第3章 今、世界のストライキは(世界のストライキの三つの傾向/ 職業別・産業別労働組合を目指す台湾 ほか)/ 第4章 資本主義経済の変化と未来のストライキ(20世紀型の労働運動/ 何が変化したのか? ほか)

【著者紹介】
今野晴貴 : 1983年生まれ。NPO法人「POSSE」代表理事。ブラック企業対策プロジェクト共同代表。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。『ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪』(文春新書、第一三回大佛次郎論壇賞受賞)、『ブラック企業ビジネス』(朝日新書、第二六回日本労働社会学会奨励賞受賞)など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • skunk_c さん

    佐野SAのストは記憶に新しく、ネット上でも好意的に受け入れられていた記憶があったが、そうした最近のストを「新しいストライキ」と捉えている視点が斬新。産業のサーヴィス化などで労働環境が変わり、組合組織率が低下を続ける中、ブラックな職場に働く労働者がユニオンなどの企業横断型の組合に加入、SNSなどでその考えを発信しながらストを打つことで、かなりの労働環境改善があるという。労働運動の歴史、ストの法的根拠なども簡潔に説明され、また社会的諸問題に対するストまで視野に入れた本書は、労働問題を考える際の好テキストだ。

  • けんとまん1007 さん

    ストライキと言うと、個人的な見解ではあるが、古いイメージが強かった。いわゆる、待遇改善を中心としたものだ。一方で、中に書かれている事例のいくつかは、記憶の中にあるのも事実。今のストライキや、世界のストライキの方向性や、社会からの同意が広く集まることも納得できるものがある。一つには、それだけ階層化と分断化が進んでいること、一つは社会のあり方自体を問わざるを得ないと言うこと。今の、未来の世界が、それだけ厳しい状況にあると言うことかもしれない。

  • 富士さん さん

    ストライキを含む既存の労働運動がどのような来歴で生み出され現在に至るのか。そして、それがなぜ交渉主体としての立場を放棄し、大企業との共犯関係と自慰的な政治運動へと堕して行ったのかが、筋道を通して理解できます。かつては反労働的要求とさえ見られていた自由の要求を、正当なものとして労働運動の範疇に加える本書の主張は、硬直化した労働運動をアップデートするものです。そもそも要求しないで給料が振り込まれること自体が近代の奇形であって、個々の仕事であるべき対価を闘い取ることは当然の営業活動の一環であると考えるべきです。

  • Sym さん

    なぜ佐野SAやジャパンビバレッジの自販機ストライキが共感されたのか。ストライキをすることは特に消費者にとっては「迷惑だ」と受け止められるのではないのか。不思議に思いつつも考えたことなかった。サービス業などでの「21世紀型」ストライキと20世紀の労働運動の違いという視点で見ると、よくわかった。「サービスを提供する労働者の労働環境が悪ければ、結局は利用者へのサービスに影響する。だからこそ、労働問題は「消費者にとっての問題」へと連続していく。」(本書、p101)

  • Akio Kudo さん

    ★★★★ ストライキ破りに対する定義が違うような気がする。ストをするにもまず従業員がまとまらない。その点に対する指摘が薄い。ただ全体的にはよくできており、参考に十分なる。

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