捨て犬その命の行方 救われたがけっぷち犬のその後の物語 動物感動ノンフィクション

今西乃子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784052041327
ISBN 10 : 4052041321
フォーマット
出版社
発行年月
2015年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
137p;22

内容詳細

平成十八年十一月、一匹の野犬、がけっぷち犬が絶壁の崖にとりのこされ、人々の手によって救われた。ただ、本当の救助はその後に秘められていた。本書では、がけっぷち犬のその後の物語を通して、殺処分や保健所などの現状を紹介し、「犬の幸せとは」を問う。

【著者紹介】
今西乃子 : 大阪府岸和田市生まれ。シンガポールホテル勤務、航空会社広報担当などを経て、児童書のノンフィクション作家に。作品執筆以外にも、全国の小・中学校などで「命の授業」という講演会を展開している。『ドッグシェルター』(金の星社刊)で第36回日本児童文学者協会新人賞を受賞。日本児童文学者協会会員。特定非営利活動法人動物愛護社会化推進協会理事

浜田一男 : 千葉県市原市生まれ。東京写真専門学校(現東京ヴィジュアルアーツ)Tokyo Visual Arts卒業。1984年にフリーとなり、1990年写真事務所を設立。第21回日本広告写真家協会(APA)展入選。現在、企業広告・PRおよび雑誌『いぬのきもち』(ベネッセコーポレーション)などの撮影をてがける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • marumo さん

    有名になった犬だから欲しい。救出された「がけっぷち犬」りんりんには希望者が殺到する。抽選で外れた人に似たような子がいるからどうですか?と勧めても誰も関心を示さない。野犬を作る人、可哀想と無責任にセンターを責める人、処分しろと言う人・・。私達にはいつか天罰が降されるのではなかろうか。また、猫のすべては飼い主によって連れてこられる、という一文にも戦慄する。理不尽に命を奪われる犬の無垢な瞳に胸がつぶれる。

  • かいゆう さん

    今西さんの本3冊目(すべて娘が借りてきた本)。捨て犬は殺処分されるということは、『ゆれるしっぽの子犬・きらら』でも触れられていたが、この本ではその場面まで書かれている。写真もあるので、読む人によってはショックが大きいかもしれません。「かわいそう」だけれど、その言葉は無責任でもある。当たり前だけど、飼うなら最後まで責任を!野犬も増えないように正しい知識をみんなに持ってもらいたいです。

  • manamuse さん

    平成18年11月22日、徳島県眉山で崖に落ちてしまった1匹の野犬が救助された。当時マスコミでも騒がれていて私も見た記憶がある。その後、抽選により飼主が決定。当時60代の女性で「りんりん」と名づけられた。結論、りんりんはセンターへ戻ってくる。りんりんはどこにでもいる和犬の雑種。なのに飼主希望者が殺到し、他にも同じような保護犬がいると言っても、りんりんがいいと言うバカな奴ら。本当にバカばっかり。野犬=人間が棄てた犬。

  • はむちゃん さん

    犬を飼い始めたころから、今西さんの本をよく読んでいたけど、このほんがいちばん心に残りました。捨てられた犬は野犬になり、殺処分されてしまう。私も、今までは「かわいそう・・・」だったけどこの本を読んで、犬の幸せをたくさん作りたいと思いました。そして今、犬を飼っている人、これから犬を飼う人は、「もうかわいくないからいらな〜い。」「せわめんどうだからすてちゃお〜う。」というようなことが起こさないでほしいです。そして皆さんも、自分が犬の気持ちになって、犬の幸せを考えてほしいです。

  • みねこ さん

    何年か前に、徳島県でがけっぷち犬として話題になった捨て犬のその後の話。ニュースで年配の女性に譲渡されたのを見たが、その女性が犬を飼う知識があまりない様子だったのが、不安だった。案の定、犬を手放していた。人間の身勝手で野良犬がいて、殺処分する。かわいそう、なだけではない現実が書かれていました。

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