99%が運!? 絶滅しなかった生きもののヒミツ

ライバルが勝手に絶滅した!? 　隠し持っていた能力があった!?
厳しい生存競争と自然淘汰や、たくさんの種類の生きものが一度に滅びる大量絶滅にも負けず、
今日まで生き延びているたくましい生きものたちを大調査！

・のんびりしていたら生き残ったカモノハシ
・たまたまおいしい魚がいて生き残ったバイカルアザラシ
・深海から飛び出して生き残ったクロマグロ
・進化がおそすぎて生き残ったアリゲーターガー
・シロアリに栽培してもらって生き残ったオオシロアリタケ
・人間によって7羽からの大復活で生き残ったトキ

など、さまざまな「生き延びたヒミツ」を、イラストとマンガを交えて紹介します。
子どもも大人も楽しく読める図鑑です。

1章　すぐれた能力で生き残った
　肉食から竹好きになって生き残ったジャイアントパンダ／すばやさを捨て、守りをかためて生き残ったホームセオレガメ／深海から飛び出して生き残ったクロマグロ／進化が遅すぎて生き残ったアリゲーターガー　etc.

2章　気づいたら生き残っていた
のんびりしていたら生き残ったカモノハシ／しっとりした森にいたから生き残ったコビトカバ／たまたまおいしい魚がいて生き残ったバイカルアザラシ／体が大きかったので生き残ったシロナガスクジラ　etc.

3章　人間とかかわって生き残った
　7羽からの大復活で生き残ったトキ／1匹のメスから人気のペットとなって生き残ったゴールデンハムスター／貴族の趣味で生き残ったシフゾウ／数十年間休眠していて生き残ったイノカシラフラスコモ　etc.

【目次】
1章　すぐれた能力で生き残った
2章　気づいたら生き残っていた
3章　人間とかかわって生き残った

【著者紹介】
今泉忠明 : １９４４年東京都生まれ。東京水産大学（現・東京海洋大学）卒業。国立科学博物館でほ乳類の分類学・生態学を学ぶ。文部省（現・文部科学省）の国際生物学事業計画（ＩＢＰ）調査、環境庁（現・環境省）のイリオモテヤマネコの生態調査等に参加。後に上野動物公園動物解説員、（社）富士自然動物園協会研究員、「伊豆高原　ねこの博物館」館長、（一財）日本動物科学研究所所長などを歴任する。現在は積極的なフィールドワークを続けながら、「けもの塾」を主宰して参加者の子どもたちに動物調査の楽しさを伝えている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）