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オリ-ヴの小道で

今江祥智

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784776400899
ISBN 10 : 4776400898
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2005
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ネコとふたりっきりで静かに暮らすマリアばあちゃん。ある日、仕事場のモランディ美術館にひとりの紳士が現れ…。今江祥智のゆったりとした不思議の世界と、宇野亜喜良の優雅なイラストがとけあった美しい絵本。

【著者紹介】
今江祥智 : 1932年生まれ。同志社大学文学部英文科卒業。編集者を経て、絵本、童話、小説、エッセイ、評論、翻訳など幅広いジャンルで活躍。『ぼんぼん』(理論社)で日本児童文学者協会賞、『兄貴』(理論社)で野間児童文芸賞、『でんでんだいこいのち』(絵/片山健 童心社)で小学館児童出版文化賞、『いろはにほへと』(絵/長谷川義史 BL出版)で日本絵本賞を受賞

宇野亜喜良 : 1934年生まれ。名古屋市立工芸高校図案科卒業。カルピス食品、日本デザインセンター、スタジオ・イルフィル、スタジオ・Reを経てフリー。日宣美特選、日宣美会員賞、講談社出版文化賞挿絵賞、サンリオ美術賞、赤い鳥挿絵賞など受賞多数。1999年には紫綬褒章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • R子

    再読。亡くなったはずの夫と毎日家路を共にしたり、画家が自分の描いた絵の中に誘ってきたり。その不思議を引き寄せるのは、主人公マリアが1人暮らし(+猫1匹)で美術館勤めという静かな日々を送っているからか、それとも死が迫っているからなのか...。いずれにせよ、穏やかで心地の良い世界観だった。

  • ヒラP@ehon.gohon

    今江さんがモランディの絵に魅せられて、熟成した物語。 宇野亜喜良さんの絵と融合されて、とても粋でしっとりとした作品です。 モランディ美術館でキップ切りをしているお婆さんは、ねこと二人暮しですが、死んだ夫の思い出と、モランディの語りかけるような絵に包まれて、平穏な日々を送っています。 モランディの絵を見たくなりました。

  • まゆ

    すごーく夢見心地、文章も絵も。すてき。そのまま死んじゃうのかな。

  • 読み人知らず

    生と死の境が溶け合うような感じ。こうやって死を迎える人がいてもいいなと思う。

  • nekonekoaki

    2005年7月10日第1刷発行。『子供の本 持札公開』(2003年刊)収録の「オリーヴの小道で」を底本に絵を新たに描きおろしたもの。宇野亜喜良さんの甘くうっとりとした画にしばし釘付けになって、ようやくページをめくる。さりげない大阪弁が嫌味なく作品に溶け込んでいます。

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