世界遺産と天皇陵古墳を問う

今尾文昭

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784784218721
ISBN 10 : 4784218726
フォーマット
出版社
発行年月
2016年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
19

内容詳細

そもそも何をもめているのか?百舌鳥・古市古墳群の世界文化遺産登録を目指す運動のなかで浮かび上がる天皇陵をめぐる諸問題を直視し、未来を考える。

目次 : 第1部 呼称問題(天皇陵古墳をどのように呼ぶか―森浩一の軌跡と先駆的役割/ 百舌鳥三陵は如何に呼ばれてきたか)/ 第2部 歴史のなかの天皇陵古墳(古市・百舌鳥古墳群の王陵の被葬者/ 王統譜の成立と陵墓/ だれが陵墓を決めたのか?―幕末・明治期の陵墓考証の実態/ 大正・昭和戦前期の学問と陵墓問題)/ 第3部 現代と天皇陵古墳問題(陵墓と文化財「公開」の現在―デジタル時代の文化財情報の公開の姿とは/ 教科書の天皇陵古墳/ 陵墓公開運動と今後のあり方/ 世界遺産は陵墓を「開かせる」か―報道の立場から)

【著者紹介】
今尾文昭 : 1955年生。同志社大学文学部文化学科文化史学専攻卒業。博士(文学)。関西大学非常勤講師

高木博志 : 1959年生。立命館大学大学院文学研究科博士後期課程修了。京都大学人文科学研究所教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 浅香山三郎 さん

    百舌鳥・古市古墳群の世界文化遺産のなかで、天皇陵の比定や呼称の問題がクローズアップされてきた。○○天皇陵古墳といふのが、世界遺産の一覧表の中の名称だが、果してそれでよいのかといふ問題。あるいは、宮内庁の陵墓指定の経緯と、それとは異なる学知の紹介など、陵墓研究の蓄積を紹介しながら、読者に指定に際しての幾つもの留意事項を示す。陵墓の考古学的呼称の中立性をめぐり森浩一の模索を辿る第1章、幕末維新期の陵墓比定を論じる第5章、大正・昭和の学知と陵墓の扱ひを追ふ第6章が特に面白かつた。

  • こぽぞう☆ さん

    ちょっと専門的過ぎた。

  • 犬養三千代 さん

    「仁徳天皇陵」というネーミングははたして真実なのか?考古学の知見によれば 仁徳天皇は中津山古墳に葬られているという❗ 仁徳天皇陵はいまは、大仙古墳または大山古墳と呼ばれることもある。 文化庁 宮内庁 学者たち マスコミ のせめぎあい。 天皇っていう呼称も持統天皇くらいからなので 怪しいといえは怪しいね。

  • takao さん

    ふむ

  • tnk さん

    百舌鳥・古市古墳群の世界遺産化に関する様々な議論が、考古学・日本史学・ジャーナリズムから提示されている。 この世界遺産化には最大の問題が2つある。 まず、陵墓だけを文化財保護法の枠外に置く管理体制の固定化である。史跡指定は公開・活用が前提となるが、菊のカーテンの内にあるまま世界遺産化すれば、開かれた文化財というあるべき姿には至らない。(つづく)

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