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日本の地名おもしろ探訪記 ちくま文庫

Keisuke Imao

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480430311
ISBN 10 : 4480430318
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2013
Japan

Content Description

地図をこよなく愛する著者が、簡単に読めない地名や珍しい地名を持つ地を訪れて地元の人にその由来や歴史を聞いて回った見聞録。名付けて「地名の旅」。地名の変遷や合併に伴う人々の複雑な思い、字面を見るだけでは想像のつかない深い事情など、自分の足でたんねんに訪ね歩いてすくい上げた、笑いあり涙ありのエピソード満載。地図・写真多数。

目次 : 第1章 こんなのあり!?強烈おもしろ地名を歩く(極楽、長久手、大蟷螂―ある朝、極楽行きのバスに乗って・愛知県/ 〆引、伯母様、惣領、庶子―オバサマに地名の由来を聞いてみた・神奈川県 ほか)/ 第2章 さて、どう読む?超難読地名を歩く(無音、雪車町、心像―美しく、読めない雪国の地名・山形県・秋田県/ 八尺鏡野、一雨、防己―南紀熊野路のいわくありげな地名・和歌山県 ほか)/ 第3章 古代・中世を「冷凍保存」!?歴史地名を歩く(雨降野、酢、国友、相撲、口分田―近江の古式地名を歩く・滋賀県/ 蛇喰、雨潜、瓜裂清水―礪波平野・散居村の気になる地名・富山県 ほか)/ 第4章 なんとも不思議(!?)な、謎の地名を歩く(鼠鳴、猿鳴―宇和海の入り江で鼠と猿が鳴いている・愛媛県/ 富士山、冨士神社―筑波山周辺に「三つの富士山が!」の謎・茨城県 ほか)/ 第5章 どっこい現役!産業・職人地名を歩く(セメント町、硫酸町―工場門前町の産業地名を歩く・山口県/ 紺屋町、北乗物町―江戸っ子の故郷に「手に職」の名残を訪ねる・東京都 ほか)

【著者紹介】
今尾恵介 : 1959年横浜市生まれ。中学生の頃から国土地理院の地形図に親しみ、時刻表を愛読する。音楽出版社勤務を経てフリーハンド地図制作者およびフリーライターとして独立、イラストマップ作成や地図・鉄道関連の著作に携わってきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ホークス

    元本は2007年刊。地名のトリビア本ではなく、マジメに探索した紀行文。細道や山道も臆せずズンズン歩き、土地の人から話を聴き、住所表示を調べ、景色から推理する。かなり探検に近い。解説で宮田珠己氏が言うように、行ってみたくなるし外出先でも地名が気になりそう。北海道の旧炭鉱「万字」は、実業家の家紋「卍」が語源。今は寂れた町で旧跡を探し、昔語りを聴く。近くには農場主名のあの「鳩山」もある。八咫の鏡とつながる和歌山県の八尺鏡野(やたがの)、日蓮聖人が休んだ山梨県の「休息」への旅など、著者の慈しむ気持ちが伝わる。

  • sora

    「尻毛」「又丸」なんて言う地名を知っています。今は廃線になってしまいましたが、わざわざ電車ででかけたものです。この本をもって、実際にあるいたら、どんなに楽しいでしょうか。いってみたいなぁ。京都や琵琶湖あたりなら行けそうかも。

  • tomi

    以前講談社から出ていた本の改題改訂版。「極楽」「馬鹿川」「無音(よばらず)」「西広門田(かわだ)」といった珍しい地名を求めて全国を旅し、地元の人に由来を尋ねる地名紀行。歴史的地名の抹殺が平然と行われているが、古い地名にはそれぞれ思いもかけない歴史や由来があって面白い。 由来を調べるには実際に体感しないと解らないこともある。地名辞典には「弥勒様」が「みみろくさま」に転じたとある「耳」地区を訪ねた際では現地で「地形が耳のようだから」という説を聞き、「耳の弥勒だからみみろく」ではないかと推測している。

  • 中年サラリーマン

    著者は高校生のころから地形図を読み、珍しい地名をみつけると大学ノートに書き写すのが好きだった地図マニア。そんな彼が郵便番号が7桁に変わるのをきっかけに郵便局でもらった郵便番号簿。分厚いその本の全てのページを読破し、14万もの地名のなかから彼のフィルターにひっかかった地名を実際に訪ねその由来などを探った本。むちゃくちゃ面白いです。

  • さっと

    いまはなき旅行雑誌「旅」に連載された地名探訪シリーズがもとになっている。北海道はアイヌ語由来(「幌」「内」「別」がつく地名が代表的)が多いが、ここでは和人由来に絞られており、かつての炭鉱町・万字(所有者の家紋卍に由来)は中々に渋いチョイス。ぜひ宮脇俊三『時刻表2万キロ』の第7章の万字線と併せて読んでいただきたい。文献だけによらないで、実際の土地を歩いて、地元の方に話を聞くフィールドワークの姿勢が好印象。地名に関するものが同文庫でいくつか出ているようなので続けて読みたい。

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