Books

イメ-ジで捉える感覚英文法 認知文法を参照した英語学習法

今井隆夫

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784758925204
ISBN 10 : 4758925208
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2010
Japan

Content Description

日本人と英米人では、事態に対する捉え方が異なるため、「英語は日本語には訳せない、訳すからわからなくなる」ことが多い。ネイティブスピーカーが潜在意識として持っている文法感覚を、英語を日本語に訳すのではなく、イメージで捉えられるようになることを支援。これまでの英語学習ではすっきりしないと感じている大学生や社会人、英語科教育法受講生などを読者対象とした。

目次 : 和訳は英語をわからなくする―英語は日本語に訳せない・訳すからわからなくなる/ コミュニケーションに必要な文法とは?―「文法を学ぶこと」と「文法について学ぶこと」は別物/ 訳すことで生ずる誤解―日本人英語学習者が訳すために勘違いする例/ 日常言語の中の比喩―人は言葉にできないものを言葉にするために比喩を用いてきた/ 多義語の意味も、比喩によってつながっている―形が同じならばそこには共通の意味がある/ 形と意味1(英語の基本構造)/ aとtheの使い方/ 名詞の二つの用法―名詞に可算・不可算という区分があるの?/ 時制の表現法―英語には時制がいくつあるかと思いますか?/ 相の概念(単純・進行・完了)〔ほか〕

【著者紹介】
今井隆夫 : 愛知教育大学大学院教育学研究科修士課程(英語教育専攻)修了。現在、愛知みずほ大学人間科学部准教授。専門は、認知言語学と英語教育、言語コミュニケーション論。特に、認知文法を参照した学習英文法の設計と授業実践、および、言葉の曖昧性、コミュニケーションにおけるフレーム知識の重要性について研究。授業では、専門および教職科目としては、英語科教育法、認知言語学、言語コミュニケーション論、Communicative English、総合演習などを、外国語としての英語科目としては、英語コミュニケーション、感覚の英文法、English for Interaction、English for Academic Studiesなどを、教養科目としては、言葉とコミュニケーションを、担当してきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • またの名

    ハートで感じる大西英文法みたいな、というより大きくそこから影響されてるイメージから理解する認知言語学派の本。学校教育でとにかく覚えさせられた可算名詞と不可算名詞の区別を大胆に否定し、文脈次第でどの名詞だろうと可算にも不可算にも動的に捉え直すことが可能なだけとか、時制は現在と過去の二つしかないと考えてOKなどと主張。具体的な個々の言語表現からボトムアップで抽出される共通イメージの理解を、言語学者ラネカーにしたがって何よりも強調。動詞が前置詞を伴うときと伴わないときの明確な差異について、はじめて得心した。

  • odmy

    認知言語学の観点から英文法を解説する本。類似の本はたくさん出版されているのでこれといった特徴はないけれど、いろんなトピックをざっと見渡すには便利。ときどき小クイズが出てきて、「わかりますね? 正解は○○です」みたいな書き方がされているのだけど、間違うとかなり悔しい。「わかりますね?」って言われても、私は飲み込みが遅いのだよ。「わからないですか? 大丈夫、私も説明がよくありませんでした。ゆっくりがんばりましょうね!」とか言ってくれたらうれしかった。

  • ねむい

    授業の英語がわけがわからなかった当時の自分に読ませたい。 専門用語が出てきたり、理解が難しいところがあるかもしれないけど、苦手克服の入り口にはなっていたと思う。 中高という大規模なグループ授業で一人一人漏れなく指導は難しいけど、せめて分からない子向けにこういう本をすすめて欲しかった。 あまり教えるのが上手くない先生にききにいくより、本から知識得たほうがましだったなあ

  • 入江・ろばーと

    大西さんの本読んだ時も思ったけど、“過去形は距離”とか、そういうのは知っといた方がいいよね。実際にそれを教える教えないは抜きにして。

  • mike

    行動や様態などの心象から直接言葉を連想するような認知プロセスというのは、本書を読む前からなんとなく意識していたが、こういった具体例を読むことで今後外国語を学習する際に単語帳的なそれとはまた違うベクトル上の示唆が得られることは確かである。表題に「認知文法」とあるが専門用語が用いられることも無く、認知言語学の知識がなくても容易に読み進められる。個人的に認知言語学にはあまり精通していないが、単純に英会話といった語学に応用できそうなので、その学問自体に対しても非常に興味をそそられた。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items